逆井中の卒業式

3月12日(水)
羽ばたきを迎えた203名の皆さん、本日は卒業おめでとう。
地元の子ども達が通う逆井中の卒業式に招かれた。
君が代の斉唱には不起立で臨んだ。
最近の卒業式は一同起立し、開会の辞に引き続き、そのまま君が代を斉唱する為、拒否の意思を示す場合は、あえて着席しなくてはならないのだ。
君が代の斉唱を終え、校歌斉唱の時に再度立ち上がる。
不起立闘争と言うよりかは、むしろ着席闘争なのである。
卒業式で仰げば尊しが歌われなくなった事は大変良い傾向だと思う。
2番の歌詞に「身を立て名をあげ やよ励めよ」と言う文言が含まれているからである。
私、内田ひろきが中学生の時は「障害」を理由に教師が加担した激しいイジメを受けた。
この結果、不登校となり死を考え、日々深夜徘徊を繰り返していた。
今日、羽ばたきを迎えた卒業生には、イジメや差別のない社会で成長して欲しいと願うばかりだ。
卒業生の言葉と友~旅立ちの時~の合唱には、心を撃たれ感無量になり涙が溢れた。


逆井中にて内田ひろき

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総務委員会

3月11日(火)
柏市議会では、予算委員会を設置していない為、当初予算案の審議は総務、市民環境、教育民生、建設経済の4常任委員会に付託する。
今日の審議では第二次秋山市政が誕生し、初の編成となる2014年度当初予算案が議論の争点となった。
私、内田ひろきの質疑項目は、次の通りです。

(1)柏市教職員に支給する給与を減額する条例案について
(2)職員の早期退職制度を拡大する条例案について
(3)住居表示台帳の開示請求に手数料を新設する条例案について
(4)防犯エンジョイパトロールについて
(5)帰宅困難者支援マップについて
(6)応急手当普及啓発について
(7)第五次総合計画の策定について
(8)地域活性化のための方向性取り組み検討委託について
(9)公共施設保全情報システム構築について
(10)障害者通所福祉施設であるみどり園の運営について
(11)ウイングホール柏斎場の民営化問題について
(12)包括外部監査契約の締結について

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NONUKESDAY原発ゼロ大統一行動

3月9日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と13人で、福島を忘れるな!再稼働を許すな!をスローガンとしたNONUKESDAY 原発ゼロ大統一行動に決起した。
会場の日比谷野外音楽堂とその周辺には、1万2千人が結集した。
集会後は、国会前大集会に移動し、結集した仲間が国会を包囲した。


集会に決起する内田ひろき

2013年10月13日(日)に記述した通り、4万人が結集した前回は、経産省前と東電本社前を通り、日比谷公園までのデモをやり抜いた。
経済産業省前では私、内田ひろきが支援する経産省前テントで、座り込み闘争を続ける仲間達と激励を交わした。
今回は、残念な事に会場である日比谷野外音楽堂に入場できた仲間はデモではなく直接、国会前大集会へ向かうよう誘導されてしまった。
視覚に「障害」をもつ私、内田ひろきは公安警察の誘導も、主催者側の誘導も同じような案内をしている為、どちらが主催者なのか知る事ができなかった。
このような闘いの警備に行政と市民との協働が取り入れられる事には、違和感を覚える。
集会・デモの主催者は常に、闘う仲間の側に立って欲しいと願うばかりである。
やはり、デモは結集した仲間と共に全員で貫徹したいものだ。
日本では現在のところ、原発は一機も稼働していないのである。
一方、火力発電の原料となる液化天然ガスは多くを輸入に依存している。
日本は、電力に変えられる再生可能エネルギーをドブに捨てている。
原発を廃炉に追い込み、液化天然ガスの輸入を減らすためには、早期に再生可能エネルギーへ切り替えなければならないのだ。
私、内田ひろきは反原発・原発再稼働阻止、反原発輸出、反液化天然ガス輸入をテーゼに掲げ、闘いに突き進むものである。

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質疑・一般質問

3月5日(水)
第二次秋山市政が誕生し、初の新年度予算案と施政方針演説に対する質疑・一般質問となった。
本会議の様子は、本日よりインターネットで録画配信。
柏市議会で検索。
私、内田ひろきの質疑・一般質問通告書を以下に掲載します。

2014年3月議会 質疑・一般質問通告書

1 市長の政治姿勢について
(1)事業仕分けの廃止によりこれまで仕分け対象となった事業を再検証する必要はないのか
(2)放射能対策の内、子どもの健康調査を実施する視点から子ども・被災者支援法の有識者会議での議論をどう捉え、何を求めるのか
2 歩行者の安全対策と公共交通について
(1)北柏駅(北口)のバリアフリー化と合わせ、陸橋へ向かう改札付近の階段に短距離エスカレーターを建設するための研究に着手して欲しいがどうか
(2)新柏駅のバス路線整備に向けたバス事業者との協議状況はどうなっているか
(3)豊四季にある新宿台バス停付近の信号機設置要望一本化に係る現況の報告と今後の方向性に関する説明を求める
3 放射能被曝に伴う子どもの健康調査について
(1)初期被曝に対する甲状腺エコー検査の役割と有効性は何か
(2)この3年間、初期被曝への国の対応は十分だったと捉えているのか
4 農業について
(1)工業型水耕栽培に対しては規制や指導ができるのか
(2)また、同栽培による農産物の産地はどのような表示となるのか
5 2014年度当初予算案について (議案第29号)
(1)市長の選挙公約は新年度予算にどう反映しているか
(2)市民負担と歳出削減だけではなく、歳入増の取り組みに期待するが対策は何か
(3)北部東地区の区画整理の内、大室地区の区域除外に係る街づくりはどのようなビジョンで考えているのか
ア 農業保護
イ 自然環境保護
(4)子ども医療費助成制度における対象者の範囲拡大に伴う効果は何か
(5)ジャンボタクシー南増尾コースの路線再編に当たってはどのようなルート変更となるのか
(6)動物愛護ふれあいセンターの運営方針を問う
(7)柏の葉中学校建設に向けた地質調査に当たっては過去の教訓を踏まえ、丁寧な情報公開に努めるべきと考えるがどうか
(8)重度心身障害者の福祉タクシー利用券交付事業と自動車燃料費助成事業に所得制限を導入しようとするための検討経過を問う

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3月議会が始まる

2月21日(金)
今日から25日間の日程で、3月議会の審議が始まる。
第二次秋山市政が誕生し、初の編成となる2014年度当初予算案や特別会計から企業会計に移行する2014年度下水道事業会計当初予算案、柏市立高校の授業料無償化制度に所得制限を導入する条例案など、41議案を審議する。
私、内田ひろきの質疑・一般質問は3月5日(水)13時から14時。
所属する総務委員会での審議は3月11日(火)の予定。

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新春交流会

2月16日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の主催で、新春交流会を開催した。


参加者に挨拶する内田ひろき

68名の参加者から激励の言葉をいただきました。
市内では地元、柏楽園町会を始めとした近隣町会からまた、福祉サービスかしわ市民の会や柏北部開発大室反対協議会、柏市視覚障害者協会。
市外からは、怒っているぞ!障害者きりすて!全国ネットワークや市東さんの農地取り上げに反対する会、市民自治をめざす1000人の会など多くの皆様から激励の言葉をいただきました。


秋山ひろやす柏市長と内田ひろき

政界からも、多くの皆様に出席していただきました。


長浜ひろゆき参議院議員と内田ひろき

皆様、ありがとうございます。

ご挨拶ご芳名 (50音順)
・秋山ひろやす様     柏市長
・斉藤ゆうこ様      荒川区議会議員
・長浜ひろゆき様     参議院議員
・ふじしろ政夫様     千葉県議会議員
・本郷谷けんじ様     松戸市長
・結城しげる様      取手市議会議員

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市民が手作りの議会報告会

2月15日(土)
毎年この時期に、柏市で男女共同参画に取り組む団体が主催し、市議と語ろう会を開催している。
私、内田ひろきの連れ合いが、柏の自治力を活かす会を代表し、実行委員会に参加している。
昨年同様に、今回も市議会各会派の代表者が、12月議会に提出された主な議案と請願について討議する形態をとった。
議会報告会は、取手市のように議会自身が開催するべきとした意見が多い。
私、内田ひろきはこれに違和感を覚える。
議会が、主催するから市民よ集まれと言う論理はもはや、破綻しているのである。
まずは、地方政治に対する不信をなくす事がより先決である。
これを後回しに議会が主催し、議会報告会をするとした発想は、現職議員のパホーマンスに過ぎないのだ。
議会報告会のあるべき姿は、市議と語ろう会のように市民が主催し、ここに議員が参加する姿勢が必要なのだ。
当然、主催団体に対しては、議会費から財源を支出するべきである。
役所が、何でもかんでも市民・NPOなどの民間に責任を押しつける安上がり行政には疑問を感じる。
一方、二元代表制の中では、むしろ議会の側こそが市民・NPOなどの民間を主体とした議会報告会を推進する必要があると思う。
議会への市民参加と協働のあり方が今、問われているのではないだろうか。


開会前の会場にて内田ひろき

今日の日を迎えるに当たり、ご尽力いただいた実行委員会の皆様、ありがとうございました。

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原発止めよう東葛・柏デモ

2月11日(火)
午前中は、「日の丸・君が代」の押しつけに反対する東葛の会主催の学習会に参加した。
冷戦後史の中の安倍政権の政策をテーマに千葉県高等学校教職員組合の武田泰彦さんから、安倍政権の金融政策の問題点と憲法改悪を巡る危険な情勢について話を伺った。
新自由主義と復古主義を混合した右翼的な国家主義論を粉砕し、労働者・民衆のための政治を再構築しなくてはならないのである。
特定秘密保護法は、市民運動などをテロ扱いし、民衆を監視と孤立に追い込む凶器なのである。
秘密の取り扱い者は、公務員だけではなく通信や運輸などの民間労働者にも及ぶ。
何が秘密かは秘密なので、知らずに調査しただけで罪に問われ、徹底した言論統制が進んでしまう。
民衆弾圧をしようとする裏側で、政府は国家安全保障基本法の制定までも企んでいる。
集団的自衛権を行使するための法整備を許さず、憲法9条は解釈改憲も、明文改憲も絶対に許してはならないのである。
現代版の治安維持法とも言える特定秘密保護法は早期に廃止するべきだ。
私、内田ひろきを含む全ての政治家は、戦争が秘密から始まると言う歴史の教訓を忘れてはならないのである。
午後は私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と5人で原発止めよう東葛・柏デモに決起した。
シュプレヒコールを上げながら、結集した仲間が一丸となって柏駅(東口)周辺を歩くデモをやり抜いた。
私、内田ひろきは3・11以降、反原発の立場からこの3年間を総括した。
被曝労働にみられる劣悪な環境の中で、税金だけ吸い上げられる労働者の使い捨てが露呈した。
いつも99%の労働者・民衆が、たった1%の資本家・支配者の既得権を守るために犠牲となるのである。
放射能は、直ちに健康に影響はないと報じられた。
しかし、言い方を変えれば、いつかは健康に影響があると言う事なのだ。
言葉巧みに巧妙な手口で、民衆をだます正に、ある種のサギなのである。
アメリカ、財界、マスコミによる闇の三権分立によって情報が封じ込められている。
大手マスコミは東電から多額の資金供給を受けている為、真実だとしても東電に都合の悪い事は報じないのである。
金が物言う資本主義が作り出した利権構造を打倒する闘いの勝利は反原発、脱原発にこそある。
反原発、脱原発の闘いは新自由主義と名ばかり民主主義を粉砕し、真の民主主義を勝ち取る闘いなのである。
原発を廃炉に追い込んだとしても電気は十分足りている。
計画停電がまやかしだった事は、火を見るより明らかなのだ。
原発事件以降、実際に関東甲信地域では、原発は1機も使用していないのだ。
一方、火力発電の原料となる液化天然ガスは多くを輸入に依存している。
日本は、電力に変えられる再生可能エネルギーをドブに捨てている。
原発を廃炉に追い込み、液化天然ガスの輸入を減らすためには、電力の地産地商が必要なのである。
ここに新たな地元雇用も産み出す事ができる。
しかし、これには一つだけ障壁がある。
本来、道路や水道管と同じように扱われる送電線を東電が独占しているのだ。
自治体が、東電から送電線を没収する事で電気料金を安価にする事もできる。
私、内田ひろきはあの悲劇を原発事故として片付けたくはないのである。
誰が何と言おうと原発事件、原発犯罪である事を強く主張する。
原発は、安全か危険かと言う概念だけではなく、国策による政治的な差別構造の上に成り立っている。
また、原発はいつでも核兵器に転用できるからなのである。
政府は、こうした原発を輸出までしようとしている。
アベノミクスによる金融緩和と円安政策は、原発を輸出しやすくするための暴挙なのである。
消費増税によって労働者・民衆からの搾取を強化し、輸出企業に課税分を還付する輸出戻し税なる仕組みは原発輸出を後押しする事になる。
そもそも、近代の日本は政策として、食料とエネルギーを輸入に依存してきた。
これが大きな誤りだったのである。
食料とエネルギーを国内自給しない限り、金融緩和と円安政策が進めば進む程、雇用は失われ格差と貧困は拡大し、物価だけが上昇してしまう。
物価が安価になると言ってTPPに参加しても、食料とエネルギーの輸入は、より加速するのである。
この結果、家計の負担はより重くなる。
家計の負担を重くしておいて、やっぱり安価な原発が必要だったと言うデタラメな論理とデッチ上げ世論操作に対し、断固糾弾するものである。
反原発と反液化天然ガス輸入を達成するためには、再生可能エネルギーに転換する以外の選択肢はあり得ないのだ。
オリンピックファシズムを利用し、アメリカ、財界、マスコミによる闇の三権分立が結託して、原発事件を闇に葬ろうとしている。
公共の福祉に反するこの寝た子を起こすな思想を粉砕し、経済成長の美徳化とGDP神話を打倒する闘いが必要なのである。
原発犯罪を含む国策暴力から見えるものは、アベノミクスとTPPは水と油の関係であり、溶け合う事のない矛盾だらけの政策でしかないと言う事である。
オリンピックは原発犯罪を幕引きにするだけではなく、優生思想の暴挙が労働者・民衆を虐げる。
私、内田ひろきはオリンピックとパラリンピックを断固として否定するものである。
オリンピックは優生思想を生み出し、優生思想がオリンピックを作り出す。
どの国にあっても、オリンピック自体を粉砕しない限り、この悪循環は永遠に続いてしまうのだ。
また、反オリンピックを論ずる上では優生思想だけではなく、差別と排外主義の攻撃を跳ね返さなければならないのである。
2020年に開催される東京オリンピックは、開催までの過程で大きなファシズムの流れが作られる。
がんばろう日本の名の下にマスコミを含む資本権力は、一人一人の個性を奪い取り、民衆を分断し、権力の側に与しようとする策動を加速させる。
この策動で、自由競争と戦争に使える命か使えない命かの選別が始まってしまう。
五つの具体的な例を挙げて論ずる。
かけられる攻撃の一つには、オリンピック開催に向けた施設整備を大儀名分とする再開発によって、野宿者を締め出し、労働者に対する搾取と分断が仕掛けられる。
二つには、スポーツを使った能力主義による序列である。
民衆同士の競争をあおり、点数と記録で国のために使える人物かどうかを選別し、使えない人物は切り捨てられる構造が作られる。
三つには、猛烈な「障害」者差別と資本権力が操作する排外主義からくるナショナリズムで、国のためにならない命が抹殺され兼ねないと言う事である。
「障害」者抹殺攻撃の準備は、オリンピック開催と合わせ、出生前診断の技術開発や脳死臓器移植法の制定などで、しくしくと進められている。
また、アジア近隣諸国の人民に対するヘイトスピーチや現実を直視しない歴史認識などは、外国人を抑圧する凶器となっている。
四つには、パラリンピックは国のために役立つ「障害」者かどうかを選別するものさしになっている事である。
パラリンピックの狙いは、観戦する民衆にがんばっている「障害」者は偉いと言う概念だけを植え付け、「障害」者を能力で縦に並べようとする事なのである。
五つには、天皇制が本格的に表舞台へ出てくる事で、完全なる国家主義が確立してしまう。
民衆統制の始まりは、身近で大多数の人が入りやすいお茶の間の話題である。
スポーツで平和の祭典とメディアが報じれば、民衆統制の入口は、簡単に切り開けてしまうのだ。
一度入ったら抜けられない身近で大多数の人が入りやすいお茶の間の話題は、またたく間に危険な方向へと舵を切る。
オリンピックの開会式出席や出場選手激励などに登場する天皇は、多くの人々にとって市民派天皇と捉えられている。
マスコミも演じられた市民派天皇を映し出す。
この裏側で、ファシズムが動き出すのである。
ファシズムは、強固な優生思想の上に成り立つ。
前述した五つの具体的な例は、ただ単に能力主義を批判しているのではなく、天皇制と一体になった国家主義、生命抹殺に依拠するファシズムを指摘するものである。
オリンピックとパラリンピックは、世界中に偏狭なナショナリズムを作り出し、国のために使える命か使えない命かを選別するための形に表れる事のない現代版のアウシュヴィッツなのである。
財界と官僚にとって、日本におけるオリンピック開催の大きな狙いは、前述した五つの具体的な例をどうどうと政治の枠組みに取り入れ、市民同士が監視し合いながら、国のために競争させる仕組みづくりを強権強行する事にある。
オリンピックを観戦する人々に感動と勇気を与えるメディア中継の裏側で、気づかぬ内に、いつの間にか現代版のアウシュヴィッツに送り込まれてしまう。
また、送り込む権力者にも成り得る。
これが、優生思想をむき出しにしたオリンピックの正体なのである。

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脳死臓器移植を問い直す市民講座

2月2日(日)
今日は、ジャーナリストの守田憲二さんから話を伺った。
人間の命を新産業に組み込み、国際的な臓器の売買マーケットを造り出した資本を糾弾したいものである。
財界が、人間の生命や医療制度に介入できる構造は、政治の機能不全と体たらくを意味している。
私、内田ひろきが16歳の時から取り組んでいる反脳死、反臓器移植、反尊厳死の闘いは決戦の局面に立っている。
2010年4月には、出生前診断に反対する闘いを続け、電動車イスで生活している見形信子さんと会談をもった。
また、2009年の脳死臓器移植法改悪を巡る闘いには実力で決起した。
「障害」児を産ませないようにする政策とあいまって、命の選別をする出生前診断は、「障害」者抹殺攻撃の入口なのだ。
そして今、出口の弾圧が強まっている。
これが脳死臓器移植法なのである。
脳死臓器移植は格差、貧困、差別とした社会構造の上に成り立つ。
政府は、医療費削減の観点から脳死の定義を曖昧にし、臓器移植の規制緩和を企んでいるのだろう。
臓器は、売り物でも買い物でもない。
命の重さは、みな平等なはずだ。
今、アメリカ資本では安楽死、尊厳死を美徳化し、マスコミと政府に造られたこの世論を武器に、臓器提供者を増やそうとしている。
この流れが、日本にもはびこり始めた。
国民健康保険条例を改正し、ドナーカードを保険証と共に交付する自治体が増加の一途を辿っている。
また、保険証の裏面に臓器移植の意思を表明する記載欄が設けられてしまった。
不当にも柏市は、このシステムに参加している。
私、内田ひろきは脳死を人の死とする世論形成を粉砕し、脳死臓器移植法と今にも、国会で審議に入ろうとしている尊厳死法案を断じて打倒する決意である。
一昨年、6歳未満の子どもから臓器が奪われた。
ドクドクと鼓動している心臓を見ながら臓器をメスで切除する医師は、どんな気持ちで摘出に当たったのだろうか。
子どもの臓器移植は、偽善を梃子とした国家権力による最大の児童虐待なのである。
脳死概念は、重度意識「障害」者を資本権力が国家統制のために定義づけただけに過ぎないのだ。
脳死臓器移植は、国家のために使える命か使えない命かを選別する臓器の売買マーケットが操る優生思想なのである。
脳死は人の死ではない。

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SAYAMAみえない手錠をはずすまで上映会

1月26日(日)
私、内田ひろきが所属する狭山事件にとりくむ東葛住民の会の主催で、SAYAMAみえない手錠をはずすまで上映会と石川一雄さん夫妻を招き、再審に向けての学習会を開いた。
ドキュメンタリー映画であるSAYAMAみえない手錠をはずすまでは、全国で上映会を展開するとの事なので、アラスジには触れないでおこうと思う。
狭山事件とは、1963年に埼玉県狭山市で起きた女子高生殺害事件の容疑者として、被差別部落の石川一雄さん(当時24歳)が不当に逮捕された冤罪事件である。
この時代は、激しい部落差別があり、部落の子ども達も教育を奪われていた。
そこに目をつけた警察はマスコミに差別キャンペーンをひかせ、石川さんを別件逮捕し、警察のねつ造自白を強要した。
現在は国連の勧告を受け、裁判所が検察に証拠開示を求め、その一部が2010年に開示されている。
石川さんと弁護団は再審請求を続けている。
今月には裁判官と検察、弁護団による3者協議が開かれる。
今年は、事実調べと再審開始を勝ち取る正念場の年となる。
冤罪事件は、政治的意図を持つ権力犯罪と言っても過言ではないのだ。
地元、東葛地域では野田市で発生した幼女殺害事件において知的「障害」者の青山正さんに対する冤罪事件が起きた経緯がある。
布川事件や足利事件を見ても警察や検察のマスコミと結託した権力乱用には大きな問題がある。
私、内田ひろきは差別と冤罪のない街づくりに努める決意である。


石川一雄さん夫妻と内田ひろき

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