三里塚芝山連合空港反対同盟の旗開き

1月10日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と6人で、三里塚芝山連合空港反対同盟の旗開きに決起した。
いよいよ、市東孝雄さんを巡る裁判闘争は東京高裁での不当判決を受け、上告審に入った。
これまでの判決公判では、現地実力闘争と一体的な闘いで仮執行宣言を阻止し、三里塚闘争は決戦の時を迎える。
国は、成田空港の軍事転用に焦っている。
政府と空港会社は、騒音を撒き散らし、離着陸制限(カーフュー)の緩和による24時間空港化と新たな第三滑走路建設を画策している。
オリンピックファシズムと成田の軍事空港化をむき出しにした国策暴力を粉砕する闘いは、革命を勝ち取る闘いそのものである。
地元、柏に目を転じて見ると、国策として進められてきた柏北部開発では、農地を収奪し、既に多額の税金がゼネコン資本に吸い上げられている。
国策で農地を奪い、開発する攻撃は成田空港の建設と同じである。
また、南部・沼南地域の上空は空港の拡張合戦に伴い、3層空域となっている。
下総基地の航空機は、地上から900m上空の範囲で飛行する。
2010年に羽田空港第四滑走路が供用開始となってからは、南風時に羽田へ向かう航空機が地上から1200m上空まで下降し、下総基地の航空機と300mの高度差にまで接近し、着陸態勢に入る。
成田空港を飛び立つ韓国便の全部とヨーロッパ便の一部は、気流に乗り切れず、柏の上空ではまだ離陸途上なのである。
航空機の運航は、離着陸時に最も危険がある事は言うまでもない。
住民を危険にさらし、農民の生きる権利を剥奪し、農地を収奪する空港の拡張合戦には公共性の一欠けらすらないのだ。
デタラメな空港政策と真っ正面から対決し、成田空港の廃港を要求する三里塚闘争は、まさしく正義なのである。
今日の旗開きでは、次の方針を採択した。

闘争宣言から抜粋。

2016年、反対同盟は安倍政権打倒へ総決起することを宣言する。三里塚闘争50周年を迎えるこの2016年は、間違いなく歴史的な一年になる。
何よりも市東孝雄さんの農地を死守する決戦の年だ。からだを張って闘い抜いた三里塚闘争50年の真価をかけて闘いに立つ。最高裁5万人署名は、動労千葉、関西生コンをはじめとした労働組合や市民団体の協力によって1万人を突破し、賛同署名も442筆に達した。続々と賛同と署名の輪が広がっている。
最高裁の反動判決を許さない支援陣形をさらに強化・拡大しなければならない。市東さん支援の輪を全国に広げよう。農地を実力で守る人の石垣を作ろう。
安倍政権打倒へ、激突が激しさを増す沖縄・辺野古のたたかいに連帯してたたかおう。安倍政権の意を受けた最高裁は、辺野古代執行訴訟に対して市東さんの農地取り上げ判決を強行した元千葉地裁裁判官の多見谷寿郎を送り込んだ。同じく法務省は、農地法裁判控訴審で判決を書いた定塚誠裁判官を国の訴訟代理人に指名した。
これほど露骨な政治的人事があるだろうか。しかし、裏を返せば三里塚裁判で実績のある裁判官でなければ、沖縄圧殺・辺野古新基地建設は貫徹できないということだ。三里塚と沖縄が一体だと、国家権力が証明しているのだ。連日のキャンプシュワーブ・ゲート前座り込み、海上抗議闘争に連帯し、市東さんの農地死守・第3滑走路建設阻止へ全力で決起しよう!
第3滑走路計画の具体案が明らかになる中、予定地に入った住民の怒りと一体となってたたかおう。50年前と変わらない住民無視、農地破壊、環境破壊の空港建設を誰が歓迎するというのか。Bラン1000メートル延長と24時間空港化による深刻な騒音被害とあいまって、芝山町には人が住めなくなり廃村化が進むことは間違いない。正義は我にあり。「農地は命」「この地で農業を続ける」という市東さんに続く新たな農民決起を、周辺住民とともに生み出し、軍事転用のための第3滑走路計画を絶対に粉砕しよう。
戦争と改憲、弱者切り捨て、TPP推進の安倍政治を一刻も早く止めなければならない。安倍打倒が市東さんの農地を守る道だ。国会闘争、辺野古新基地阻止、反原発、そして三里塚で、力強い大衆運動を作り出し、団結して安倍打倒へ総決起しよう! 3・27全国総決起集会へ結集しよう! 7・3三里塚50周年の集いの歴史的成功を勝ち取ろう!


旗開きで発言する内田ひろき

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