内田ひろきニュース2015年新春号

1月14日(水)
現在、配布している内田ひろきニュース2015年新春号の記事を紹介します。

***年頭に当たって***
昨年は辺野古基地建設着工の動きや原発再稼働容認、特定秘密保護法施行、集団的自衛権の行使容認などが相次ぎましたが、今年は日本の進路を修正し、憲法9条を守る大きな世論を作りたいものです。
◇◆柏市立病院はどこへ・・・◆◇
私、内田ひろきは市立病院の柏の葉移転建設案には絶対反対である。
市長は住民説明会の場で、新しい場所で新しい病院を目指したい。
医師の確保においても、実現性が高い柏の葉移転建設案を選びたいと述べている。
また、現在地に内科と整形外科を中心とした診療所を残し、新しい病院と何らかの交通手段で結ぶとも述べている。
しかし、市立病院は政策医療である為、現在地での建て替えが必要だ。
市立病院を柏の葉地域に移転すると現在地から二次救急医療が消えてしまう。
柏の葉地域に移転して建設するためには、疑問だらけの北部開発による区画整理事業地から新たに用地を取得する為、24億円以上の費用がかさむ。
柏の葉移転建設案に決定した場合に市長は、その財源として市債の発行も考えているようだ。
このままでは、北部開発や南部クリーンセンターの建設で多額の借金をした二の舞となってしまうのである。
移転に係る総事業費全体で150億円以上を支出する為、柏市全域から異議を唱える事が重要だ。
昨年12月議会では、柏市立病院移転建て替えを前提とする基本設計の経費組み替えを計上した病院事業会計補正予算案を審議した。
賛成議員が18名で私、内田ひろきを含む反対議員が15名となり、賛成多数で可決成立した。
財政部長の答弁によると、同予算案は3月議会での補正でも、問題は生じないとの事である。
市長はなぜ、ここまで焦って移転のための既成事実を作ろうとするのか、不可解な点が多く残る。
市立病院が現在地にある事で、柏市には隣接市を含めて救急告示指定病院の内、比較的高度な医療を提供できる二次救急医療機関が概ね均等に分布している。
特に消化器と循環器、脳神経の分野では救急医療ネットワークが確立している。
二次救急医療機関は、どこか一つでも移転や廃院となると市内全域の救急医療ネットワークに穴が空いてしまう。
救急搬送時間がかかればかかる程、患者の予後に影響が及び、救命率も低下する。
市立病院を柏の葉に移転してしまうと将来、柏市の救急医療に禍根を残し兼ねないのである。

<<放射能被曝から子どもを守ろう!>>
福島第一原発が爆発した直後、放射性プルームが柏市を通過した。
当時は情報が隠され、国と市の対応が不十分だった為、子ども達は外で遊んでいた。
放射性ヨウ素による子どもの初期被曝については、甲状腺エコー検査が必要である。
昨年12月議会では、ホットスポットの柏市で、子どもの甲状腺エコー検査を実施して欲しいと言う請願趣旨を審議した。
紹介議員である私、内田ひろきを含む賛成議員が33名で反対議員が1名となり、賛成多数で採択した。
請願採択を重く受け止め、調査研究に着手してもらいたいと市長に期待するものである。

☆★☆公立夜間中学が必要だ☆★☆
学齢期に学ぶ事ができなかった義務教育未就学者は、思いのほか多いのである。
2006年には、日弁連が国や自治体に対し、義務教育を受けられなかった市民を救済すべきとした意見書を決議した。2010年の国勢調査は就学状況調査が行われた。
2012年6月に公表となった就学状況調査の結果を分析すると、義務教育未就学者の総数は減少を示しているが、若年者と中高年者の割合が大幅に増加している。
戦中戦後の混乱期に義務教育を受けられなかった高齢者が、学びへの権利を奪還できないまま、無念にもこの世を去った。
行政が公立夜間中学を開設しなかった事による悲劇なのである。
現在、県内では総武沿線の市川市にしかない公立夜間中学を常磐沿線の柏市で早期に開設するべきだ。
学びの場を市民が提供する自主夜間中学と車の両輪となる学びへの権利を行政が保障する公立夜間中学との連携が必要なのである。
自主夜間中学と公立夜間中学では、役割分担が確立している。
国策や自治体施策の不備により、学びを奪われ犠牲となった義務教育不就学者、未修了者の学びへの権利は、公立夜間中学でなければ保障できないのである。
この間の私、内田ひろきの質疑・一般質問に対する答弁で市長は、義務教育未就学者の学びへの権利は社会が支えるべきとし、学習権保障の選択肢として公立夜間中学がある。
現任期中に、学習権保障施策を講じたい旨を明らかとした。

☆/空港の拡張合戦に反対☆/
国土交通省は、現状でも機能している成田空港の離発着枠を30万回にし、第三滑走路までも建設しようとしている。
この為、三里塚の農民である市東孝雄さんの農地は、かつての大木よねさんの農地が強制収用された時と同じように取り上げられようとしている。
しかも、農民と農地を守るための農地法の解釈を歪め、農地収奪が成されようとしている実態である。
食料自給率が40%を割り込んでいる現在、成田空港の拡張と農業を比較すると農業に公共性があるはずだ。
また、柏市の上空は空港の拡張合戦に伴い、3層空域となっている。
下総基地の航空機は、地上から900m上空の範囲で飛行する。
2010年に羽田空港第四滑走路が供用開始となってからは、南風時に羽田に向かう航空機が地上から1200m上空まで下降し、下総基地の航空機と300mの高度差にまで接近し、着陸態勢に入る。
成田空港を飛び立つ韓国便の全部とヨーロッパ便の一部は、気流に乗り切れず柏の上空ではまだ、離陸途上なのである。
航空機の運航は、離着陸時に最も危険がある事は言うまでもない。
柏市民にとって、成田空港の拡張は、対岸の火事ではないのである。
私、内田ひろきの質疑・一般質問の中で柏市上空を空域とする空港の拡張問題について取り上げ、3層空域の危険性を指摘した。
これに対して企画部長は、3層空域における成田空港の30万回離発着化に伴う柏市における影響と第三滑走路計画を注視したいと答弁した。

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三里塚芝山連合空港反対同盟の旗開き

1月11日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と7人で、三里塚芝山連合空港反対同盟の旗開きに決起した。
いよいよ、市東孝雄さんを巡る裁判闘争は千葉地裁での不当判決を受け、控訴審に入った。
食料自給率が40%を割り込んでいる現在、成田空港の拡張と農業を比較すると農業に公共性があるはずだ。
国は、日米軍事同盟と並ぶ日米経済同盟であるTPPを推進するためにも市東孝雄さんの農地を取り上げ、成田空港を拡張しようと躍起になっている。
政府と空港会社は、騒音を撒き散らし、離着陸制限(カーフュー)の緩和による24時間空港化と新たな第三滑走路建設を画策している。
オリンピックファシズムと成田の軍事空港化をむき出しにした国策暴力を粉砕する闘いは、革命を勝ち取る闘いそのものである。
地元、柏に目を転じて見ると、国策として進められてきた柏北部開発では、農地を収奪し、既に500億円以上もの税金がゼネコン資本に吸い上げられている。
国策で農地を奪い、開発する攻撃は成田空港の建設と同じである。
また、南部・沼南地域の上空は空港の拡張合戦に伴い、3層空域となっている。
下総基地の航空機は、地上から900m上空の範囲で飛行する。
2010年に羽田空港第四滑走路が供用開始となってからは、南風時に羽田へ向かう航空機が地上から1200m上空まで下降し、下総基地の航空機と300mの高度差にまで接近し、着陸態勢に入る。
成田空港を飛び立つ韓国便の全部とヨーロッパ便の一部は、気流に乗り切れず、柏の上空ではまだ離陸途上なのである。
航空機の運航は、離着陸時に最も危険がある事は言うまでもない。
住民を危険にさらし、農民の生きる権利を剥奪し、農地を収奪する空港の拡張合戦には公共性の一欠けらすらないのだ。
デタラメな空港政策と真っ正面から対決し、成田空港の廃港を要求する三里塚闘争は、まさしく正義なのである。
今日の旗開きでは、次の方針を採択した。

闘争宣言から抜粋。

2015年、三里塚闘争は足かけ50年になる。本年は、その歴史のすべてを注ぎ込んで勝負する決戦の年だ。安倍首相は年頭から「改憲」論議を表明し、「積極的平和主義」の名の下、戦争・改憲政治を加速させている。民衆の怒りの声は地に充ち満ちている。極反動・安倍政権に対して、反戦・反権力の砦=三里塚は今こそ闘いの先頭に立つ。
市東孝雄さんの農地を死守する闘いが待ったなしの決戦に入る。農地裁判の控訴審は、3月4日、4回目の弁論を迎える。東京高裁小林昭彦裁判長との対決は、審理打ち切り策動をめぐる白熱的な攻防となった。早期結審・反動判決策動を打ち砕き、市東さんの畑を、全人民の力で守り抜く。本日の旗開きをもって、周辺住民をはじめ、全国の労働組合、農業団体、市民・学生など、あらゆる人々に農地を守る3万人署名をあらためて呼びかける。
地盤沈下にあえぐ成田空港会社の夏目誠社長は、第3滑走路建設や24時間空港化推進を「国と歩調を合わせる」と新年あいさつで明言した。断じて許されない。周辺住民との連帯をさらに強め、第3滑走路建設と対決し、粉砕する。
米価が大暴落した。安倍の新農政が日本農業を壊滅させようとしている。「成長戦略」の名のもと、1%の利益のために99%の労働者・農民を犠牲にする悪政をどうして許せるか。怒りの声をひとつに束ねるときだ。
昨年、われわれは霞が関に攻め上って闘う人々と大合流を果たし、東京高裁と権力を追いつめた。さらに縦横無尽に闘う。反対同盟は3・29全国総決起集会を、1968年2、3月の決戦場であった成田市旧市営グラウンド(現栗山公園)で開催する。この地は実力闘争の原点だ。われわれは47年ぶりに、成田市中心部にうって出て、13万市民と合流し新たな北総決起を切り開く。
福島の怒りと結び、川内原発の再稼働を阻止しよう。辺野古新基地建設と闘う沖縄との連帯をさらに強めよう。動労千葉を先頭とする労働者、全国農民会議と結んで労農連帯を深め、さらに国際連帯を発展させよう。全国学生は闘いの先頭に立とう。関西住民をはじめ、広範な市民運動との連帯を求め、三里塚闘争のさらなる広がりを作り出そう。
・市東さんの農地を全人民の力で守り抜こう。
・第3滑走路建設粉砕・空港の24時間化を阻止しよう。
・3・4控訴審-3・29三里塚全国集会を大闘争にしよう。


旗開きに決起する内田ひろき

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柏商工会議所の賀詞交歓会

1月6日(火)
柏商工会議所の賀詞交歓会に出席した。
柏市の地域経済と雇用を支える為、TPP参加を粉砕する闘いの強化は、待ったなしなのである。2012年、2月には柏商工会議所の青年部と45歳までの若手議員で懇談会をもった。
地域産業がどうすれば活性化できるのか、意見を交換した。
今日は、この時に同席した方と久しぶりにお会いした。
時には、イデオロギーの違いを乗り越え、同世代で語り合う事も良いものだ。
政界入りするまで、リハビリテーションの指導員として病院に勤務していた頃を思い出す。

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早朝駅宣スケジュール

1月5日(月)
3週1クールで内田ひろきニュース、集会や勉強会のご案内を配布しています。
金曜日→逆井(西口)・柏(西口)・南柏(西口)
月曜日→逆井(東口)・柏(東口)・豊四季
火曜日→増尾(西口)・増尾(東口)・新柏(東口)
水曜日→南柏(東口)・北柏(南口)・北柏(北口)
木曜日→高柳・新柏(西口)・五香(東口)


逆井で演説する内田ひろき

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謹賀新年

1月1日(木)
2015年がスタートしました。
私、内田ひろきが柏市議会議員に就任して以降、4年前の選挙でお約束した政策の多くが実現しました。
特に、公共交通の充実や市民参加と情報公開の推進、駅や道路のバリアフリー化、北部開発の規模縮小、人権を尊重した施策展開などの政策については、積極的な問題解決に努め、大きな成果を上げてまいりました。
また、信号機の設置を含む通学路の安全対策や子どもの健康調査の実施を含む放射能対策、懸案となっている二駅の駅舎改良と駅前整備、動物の殺処分ゼロ、東葛地域をカバーする公立夜間中学の開設など、皆様からいただいたご要望の数々が少しずつ実現に向かう段階に漕ぎつけてまいりました。
これら政策の完全実現には、皆様のご指導とご支援が必要です。
私、内田ひろきは元旦の本日、結果を出す2期目を目指して、今年8月執行予定の柏市議会議員選挙に立候補する事を決断しました。
「老後の不安」「雇用の不安」「子育ての不安」を抱えながら、日々の暮らしに追われている市民、権力支配により虐げられている民衆の代弁者となり、闘う事を年頭の決意と致します。
政治が競争をあおり、生み出した格差、貧困、差別で苦しんでいる人々を政治が救わずに誰が救えるのだろうか。
この問は反貧困、反失業、反原発、反戦、反差別を結合したコミュニストの団結が解決する。
戦争への道ではなく革命への道。
年頭に当たって、改めて確信した私、内田ひろきの思想である。
闘争勝利の原点は、市民運動と労働運動、解放運動が互いの立ち位置を尊重し、団結を深める事にある。
今日は、地域社会に支えられながら自立生活をしているアスペルガー症候群の息子の所に行き、おせちをつまみにゆっくり語り合おうと思う。
三が日は 、日本酒を飲み過ぎないように注意し、来月から始まる予算議会の準備に邁進したいと思う。
一人の権利が守られない社会では、多数者の利益は生まれない。
小さな民意を大きな世論に変えるためには、小異を捨てずに大同も取る事が重要である。
市民運動と労働運動の束ね役として、これからも頑張ってまいります。
今年も宜しくお願い申し上げます。

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今年もご愛読いただきましてありがとうございました

12月28日(日)
今年は、辺野古基地建設着工の動きや原発再稼働容認、衆議院選挙のどさくさに紛れた特定秘密保護法施行、集団的自衛権の行使容認、マイナンバー制度の導入に向けた準備などが相次ぎ、良いお年をお迎えくださいとは申し上げづらい年の瀬を迎えました。
私、内田ひろきは来年も自らの生き方に照らし、国と柏市の政策に対して批判者としてまた、提案者として大手マスコミや広報かしわで報じない市民生活に密着した情報を納税者の視点で届けてまいります。
次回は、元旦に更新を致します。

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いずみ園のクリスマス会

12月25日(木)
地元、逆井にある障害者通所福祉施設であるいずみ園のクリスマス会に200名以上が集まり、一時を過ごした。
いずみ園の入り口には複数の近隣町会から要望が上げられ、念願の歩行者用押しボタン式簡易信号機が完成し、この秋から供用開始となった。
この件では、柏市選出の中田学県議会議員にも、お力添えいただいた。
クリスマス会の響きを聞き、ようやく年の瀬を実感する。
心和む一時を与えていただいたいずみ園の皆様に感謝の気持ちである。
ありがとうございました。
いずみ園の通所者の皆様、スタッフの皆様良いお年を。


稼動した信号機を視察する内田ひろき

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グループ・飛躍の反省会

12月21日(日)
私、内田ひろきが所属する「視覚障害」者問題を考える会であるグループ・飛躍の反省会と称した忘年会。
骨格提言の完全実現を求める大フォーラムを継続する意義や差別・排外主義と優生思想を廃絶する闘いの展望など、 話題は尽きなかった。
また、年明けには特定秘密保護法を解体し、憲法9条改憲阻止の勝利に向けた闘いに実力決起する方針を確認した。
この勝利は、あらゆる国策暴力を粉砕する礎となる。
反原発、反基地、反TPP、反雇用破壊、反差別などの多くの闘いと結合し、資本権力を打倒する大きな結集軸を作り出す事が来年の課題である。
2014年が今日を入れ、11日で幕を下ろそうとしています。
来たる2015年が皆様にとって良き年となるよう祈念し、また、良き年とする事が政治に課せられた使命である事を肝に銘じ頑張ります。


飛躍の仲間達と内田ひろき

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12月議会が終わる

12月18日(木)
9月決算議会に引き続いて、今議会でも老朽化した市立病院の建て替え問題が議論を呼んだ。
私、内田ひろきは現地建て替え案に賛成で、柏の葉移転建設案には絶対反対である。
秋山市長は9月14日の住民説明会の場で、市立病院が二次医療としての今後担うべき役割として、200床規模の二次病院は、総合的に多くの診療科を担うのではなく、それぞれが専門や特色を持つ必要がある。
市立病院としては、小児科の充実と消化器内科などにより、地域の医療圏の中で貢献していく必要がある。
新しい場所で新しい病院を目指したい。
医師の確保においても、実現性が高い柏の葉移転建設案を選びたいと述べている。
また、9月議会終盤の答弁では、現在地に内科と整形外科を中心とした診療所を残し、新しい病院と何らかの交通手段で結ぶとも述べている。
しかし、市立病院は政策医療である為、現在地での建て替えが必要だ。
市立病院を柏の葉地域に移転すると現在地から二次医療が消えてしまう。
柏の葉地域では、辻仲病院が198の病床を稼働し、診療を開始している。
二次医療の空白地域を作り、民間医療機関と患者の奪い合い競争までも生み出し、柏の葉地域にわざわざ移転建設する案には大きな謎がある。
柏の葉地域に移転して建設するためには、疑問だらけの北部開発による区画整理事業地から新たに用地を取得する為、莫大な費用を必要とする。
このまま、柏の葉移転建設案に決定した場合に市長は、その財源として市債の発行も考えているようだ。
借金を積み重ねる事になれば、2013年度の包括外部監査で過大な稼働率予測だったと指摘を受けている南部クリーンセンターの建設で多額の借金をした二の舞となってしまうのである。
移転に係る総事業費全体で150億円以上を支出する為、柏市全域から異議を唱える事が重要だ。
柏市は幸運にも、民間を含めた二次医療機関が均等に配置されている。
この為、救急車の傷病者搬送時間が大きく短縮できている。
二次医療と三次医療の症状線引きは、具体的なガイドラインがない為、二次医療と三次医療の中間にある患者の内、多くの生命が二次医療機関で救われている。
結果として、市内唯一の三次医療機関である慈恵医大病院への過度な負担が軽減できている。
こうした医療ネットワークを破壊してまで、市立病院を現在地から柏の葉へ移転しようとする裏側の企みには、ゼネコン・デベロッパー資本と北部開発の横暴が見え隠れする。
市長は11月24日の住民説明会の場で、市立病院の柏の葉移転建設を決断した。
説明会では発言した全ての参加者から、移転に反対または慎重な意見が噴出した。
私、内田ひろきは柏市立病院移転建て替えを前提とする基本設計の経費組み替えを計上した病院事業会計補正予算案に反対した。
既成事実を次から次へと作りだし、いつの間にかあたかも、移転建て替えが決定したかのような錯覚に陥らせ、市民を分断しようとする秋山市長の市政運営に対し、強く抗議するものである。
今議会では、クリーンセンターの収集業務を民間委託するための債務負担行為を設定した第四次補正予算案にも反対した。
公共サービスを民間化・民営化する事は弱肉強食の新自由主義攻撃に他ならないからである。
環境部長によるとクリーンセンターの収集業務は段階的に民間委託するとの事だ。
収集業務に当たる現業職員の内、非正規労働者は雇い止めとなるか、委託先の民間事業者で再雇用となる。
仮に再雇用となっても、賃金は低く抑えられてしまう。
同一労働・同一賃金の観点からも問題である。
また、委託先は柏市内に13箇所ある廃棄物処理業者から選定する。
受託業者が廃業などの何らかの事情でゴミの収集ができなくなれば、クリーンセンターの現業職員に負担が及び、清掃行政と市民の暮らしが大混乱してしまうのだ。
アベノミクスの雇用破壊攻撃は時間単価だけを上げ、多様な形態の正規雇用と言う枠組みに当てはめて、労働者が望んでいないにも係わらず、短時間雇用と有期雇用を強要する。
労働者の使い捨てを阻止するためにも、民間化・民営化ではなく公共化・公営化が必要なのである。
私、内田ひろきが反対したこれらの議案は、賛成多数で可決成立してしまった。

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反PAC3習志野集会

12月14日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と4人で、反PAC3習志野集会に決起した。
私、内田ひろきは下総基地と関係が深い習志野基地にPAC3ミサイルを搬入すると決まった時から、阻止闘争の先頭で闘ってきた。
習志野基地にPAC3ミサイルが強行搬入されたのは、2007年11月の事である。
今日の集会では、特定秘密保護法の解体と集団的自衛権の行使容認の撤回を求める発言が続いた。
衆議院選挙期間中の12月10日に、特定秘密保護法が施行した。
特定秘密保護法と集団的自衛権の行使容認、マイナンバー制度の導入に対して、強く抗議するものである。
また、千葉県内では木更津基地がオスプレイの整備拠点施設となる。
オスプレイは、沖縄県にも千葉県にも、日本のどこにも不要である事を明確にする必要がある。
仮想敵国脅威論を跳ね返し、辺野古基地建設阻止闘争との団結強化がさらに重要である。
昨今のマスコミによる世論操作で、排外主義とナショナリズムが差別的にあおられている。
外交課題を巡るヘイトスピーチによって、多文化共生をモットーとする新宿区新大久保では、レイシズムに基づく激しい外国人差別が発生している。
とりわけ、アジア近隣諸国の人民に対する襲撃事件が後を絶たない。
オリンピックファシズムを利用し、ここぞとばかりに政府は、排外主義とナショナリズムをあおり、戦前回帰とも言わんばかりの特定秘密保護法を秘密裏のままに制定した。
特定秘密保護法は、労働者・民衆の団結をバラバラに解体し、市民運動や戦闘的労働運動、政治闘争をテロとデッチ上げ弾圧し、テロの恐怖だけを民衆に植え付けてしまう凶器なのである。
国家主義と集団主義を丸出しにした特定秘密保護法を粉砕する闘いは待ったなしなのである。
このままでは、日本は世界から孤立してしまう。
今こそ日本の文化である助け合いの精神を活かし、アジア近隣諸国の人民と共生する時ではないだろうか。
国家権力・資本権力を打倒し、インターナショナルの歌詞に見られる世界的社会革命の進化とも言える21世紀型現代革命の情勢が到来したのである。
特定秘密保護法は基本的人権に係わる。
特定秘密保護法では、国の安全や治安に関係する情報の漏洩に厳罰を科すとしている。
言論の自由と表現の自由、知る権利など憲法が保障している基本的人権を剥奪するものである。
特定秘密保護法違反の疑いだけで、警察権力には捜査と逮捕の権限が与えられる。
秘密保護法が秘密とする特定秘密は防衛、外交、安全脅威活動防止、テロ活動防止の4分野である。
しかし、実態は何が秘密なのかが秘密で、対象は無制限とも言える。
つまり、行政機関にとって都合の悪い情報は特定秘密としてしまうのだ。
特定秘密が何であるかも秘密なのである。
警察力強化で一方的に逮捕となり兼ねず、知らずに市民運動や戦闘的労働運動、政治闘争、場合によってはボランティアやサークルなどの団体が調査をしただけで教唆扇動の疑いがかけられ、刑事被告人となってしまう。
公判では、特定秘密は公開とならず、正当な裁判すらできなくなる。
特定秘密保持者には、厳格な国家統制による厳重な守秘義務が課せられる。
徹底的な人的管理の下、本人だけではなく家族や友人までもが調査対象となる。
調査基準は非公開なのである。
政府は、取材の自由は保障するとしているが、一方では取材の手段が社会通念上、認められる範囲ともしている。
資本権力から操られたマスコミは、取材の自主規制をしてしまうだろう。
闘うフリーの記者には取材自由の保障すらないのだ。
一部の権力者だけが、特定秘密と位置づけた情報を保持し、マイナンバー制度と一体的な運用によって、市民を管理統制する事が特定秘密保護法を制定した狙いの一つと考えられる。
これでは正に、戦前回帰なのである。
また、交渉段階から秘密保持契約が前提となっている外交分野とするTPPに参加してしまった場合には、貿易内容やISD条項が特定秘密と位置づけられて情報隠蔽体質が一層と進んでしまう。
原発に関する情報も同様であり、反原発闘争に対する弾圧が、さらに加えられる危険性がある。
どさくさ紛れに共謀罪を取り込み、憲法9条改憲攻撃の既成事実となる特定秘密保護法は、何が何でも解体に追い込まなければならないのである。
アジア近隣諸国に対する排外主義とナショナリズムを粉砕し、ヘイトスピーチを弾劾するためにも、特定秘密保護法は闇に葬りたいものだ。
私、内田ひろきを含む全ての政治家は、戦争が秘密から始まると言う歴史の教訓を忘れてはならないのである。

集会に決起する内田ひろき

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