柏市立病院はどこへ

2月23日(月)
今週27日(金)から、3月予算議会が審議入りする。
会期初日の施政方針演説で、秋山市長は柏市立病院の移転建て替えについて、何らかの見解を示すとみられる。
本会議の様子は、当日の27日(金)18時ころよりインターネットで録画配信。
柏市議会で検索。
私、内田ひろきは市立病院の柏の葉移転建設案には絶対反対である。
市長は住民説明会の場で、新しい場所で新しい病院を目指したい。
医師の確保においても、実現性が高い柏の葉移転建設案を選びたいと述べている。
また、現在地に内科と整形外科を中心とした診療所を残し、新しい病院と何らかの交通手段で結ぶとも述べている。
しかし、市立病院は政策医療である為、現在地での建て替えが必要だ。市立病院を柏の葉地域に移転すると現在地から二次救急医療が消えてしまう。
柏の葉地域に移転して建設するためには、疑問だらけの北部開発による区画整理事業地から新たに用地を取得する為、24億円以上の費用がかさむ。
柏の葉移転建設案に決定した場合に市長は、その財源として市債の発行も考えているようだ。
このままでは、北部開発や南部クリーンセンターの建設で多額の借金をした二の舞となってしまうのである。
移転に係る総事業費全体で150億円以上を支出する為、柏市全域から異議を唱える事が重要だ。
昨年12月議会では、柏市立病院移転建て替えを前提とする基本設計の経費組み替えを計上した病院事業会計補正予算案を審議した。
賛成議員が18名で私、内田ひろきを含む反対議員が15名となり、賛成多数で可決成立した。
財政部長の答弁によると、同予算案は3月議会での補正でも、問題は生じないとの事である。
市長はなぜ、ここまで焦って移転のための既成事実を作ろうとするのか、不可解な点が多く残る。
市立病院が現在地にある事で、柏市には隣接市を含めて救急告示指定病院の内、比較的高度な医療を提供できる二次救急医療機関が概ね均等に分布している。特に消化器と循環器、脳神経の分野では救急医療ネットワークが確立している。二次救急医療機関は、どこか一つでも移転や廃院となると市内全域の救急医療ネットワークに穴が空いてしまう。
救急搬送時間がかかればかかる程、患者の予後に影響が及び、救命率も低下する。
市立病院を柏の葉に移転してしまうと将来、柏市の救急医療に禍根を残し兼ねないのである。


北柏でビラを配る内田ひろき

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柏駅にホームドアができる

2月19日(木)
アーバンパークライン柏駅の大宮ゆきホームと船橋ゆきホームに東京メトロや都営地下鉄の一部にあるような柵式ホームドアができた。
バリアフリー法によるとホームドアは、1日の乗降客数が10万人を超える駅に敷設するとしている。
しかし、車両によってはドアの数や位置が異なる事、財源の確保などの課題が山積し、全国的に整備率は伸び悩んでいる。
アーバンパークライン柏駅のホームドアは、来月にかけて順次、供用開始となる。
同様に柏市民の利用頻度が高いアーバンパークライン船橋駅の柏ゆきホームにも柵式ホームドアができた。
アーバンパークライン船橋駅のホームドアは、昨年3月に完成した。
整備費用は国と市、鉄道事業者が3分の1ずつ負担する。
柏駅と船橋駅のホームは、朝夕を中心に人がごった返す。
ホームドアの整備目的は、ホームから線路への転落を防止することである。
視覚に「障害」のある私、内田ひろきは何度かホームから線路へ転落した経験がある。
この内の2回が柏駅の大宮ゆきホームだった。
柏駅と船橋駅にホームドアができた事で、誰もが年を重ねても安心して駅を利用できるようになるためのステップを踏み出したのである。


ホームドアを視察する内田ひろき

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柏楽園町会の防災訓練

2月15日(日)
地元、柏楽園町会の防災訓練に参加した。
私、内田ひろきが柏市議会議員に就任して以降、2013年に地域防災計画が改定となった。
新しい計画には「障害」者や高齢者が避難する際の誘導方法と避難所でのサポートの具体的な例が盛り込まれた。
災害をなくす事は、政治にはできません。
しかし、災害が発生した際に市民を守る事は、政治にしかできないのです。
私、内田ひろきは防災安全・消防救急事業を所管する総務委員会の委員として「障害」をもつ当事者の立場から、子どもや高齢者の災害避難体制の強化に努めてまいります。


防災訓練に参加する内田ひろき

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市民が手作りの議会報告会

2月14日(土)
午前中は地元、逆井にある障害者通所福祉施設であるいずみ園のいずみ園研修会に出席した。
重度障害児者が地域で健康に過ごすためにはをテーマに、重症心身障害のお子さんを育てて来られた医師の植松潤治先生から話を伺った。
午後からは毎年この時期に、柏市で男女共同参画に取り組む団体が主催している市議と語ろう会に出席した。
私、内田ひろきの連れ合いが、柏の自治力を活かす会を代表し、実行委員会に参加している。
昨年同様に、今回も市議会各会派の代表者が、12月議会に提出された主な議案と請願について討議する形態をとった。


開会前の会場にて内田ひろき

今日の日を迎えるに当たり、ご尽力いただいたいずみ園の通所者の皆様、スタッフの皆様また、市議と語ろう実行委員会の皆様、ありがとうございました。

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ホームページリニューアル

2月13日(金)
本日、ホームページをリニューアルしました。
皆様からのご要望を参考にマニフェストの策定作業を進めております。
内田ひろきマニフェストは、2015年7月17日(金)公開予定。
内田ひろき4年間の実績については、次号の内田ひろきニュースで報告します。
今後とも宜しくお願い致します。

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建国記念の日反対・東葛集会

2月11日(水)
今日は、「日の丸・君が代」の押しつけに反対する東葛の会主催の学習会に参加した。
政治がいじめる学校現場・敗戦70年目の学校をテーマに千葉工業高校の角谷信一さんから、実教出版の日本史教科書を使った授業と未来をつくる歴史の授業について話を伺った。
新自由主義と復古主義を混合した右翼的な国家主義論を粉砕し、労働者・民衆のための政治を再構築しなくてはならないのである。
資本権力とメディアを味方につけた安倍政権がテロとの戦いを口実に、集団的自衛権の行使に踏み切るのではないかと強く警戒するものである。
安倍政権の教育改悪で私、内田ひろきが批判する点の一つが、道徳の教科化である。
道徳を成績評価する事で、点数の下に愛国心が植え付けられる。
戦前の教育勅語が、若者を戦場に送ってしまったと言う歴史を繰り返してはならないのだ。
道徳は内心の自由に深く係わる為、成績評価する教科としては馴染まないのである。
政府は、いじめ対策の一環として道徳を教科化するとしているが、いじめ対策を特定の教科指導に押しつける事自体が問題なのだ。
特定秘密保護法は、市民運動などをテロ扱いし、民衆を監視と孤立に追い込む凶器なのである。
秘密の取り扱い者は、公務員だけではなく通信や運輸などの民間労働者にも及ぶ。
何が秘密かは秘密なので、知らずに調査しただけで罪に問われ、徹底した言論統制が進んでしまう。
民衆弾圧をしようとする裏側で、政府は国家安全保障基本法の制定までも企んでいる。
集団的自衛権を行使するための法整備を許さず、憲法9条は解釈改憲も、明文改憲も絶対に許してはならないのである。
現代版の治安維持法とも言える特定秘密保護法は早期に廃止するべきだ。
私、内田ひろきを含む全ての政治家は、戦争が秘密から始まると言う歴史の教訓を忘れてはならないのである。
オリンピックは原発犯罪を幕引きにするだけではなく、優生思想の暴挙が労働者・民衆を虐げる。
私、内田ひろきはオリンピックとパラリンピックを断固として否定するものである。
オリンピックは優生思想を生み出し、優生思想がオリンピックを作り出す。
どの国にあっても、オリンピック自体を粉砕しない限り、この悪循環は永遠に続いてしまうのだ。
また、反オリンピックを論ずる上では優生思想だけではなく、差別と排外主義の攻撃を跳ね返さなければならないのである。
2020年に開催される東京オリンピックは、開催までの過程で大きなファシズムの流れが作られる。
がんばろう日本の名の下にマスコミを含む資本権力は、一人一人の個性を奪い取り、民衆を分断し、権力の側に与しようとする策動を加速させる。
この策動で、自由競争と戦争に使える命か使えない命かの選別が始まってしまう。
五つの具体的な例を挙げて論ずる。
かけられる攻撃の一つには、オリンピック開催に向けた施設整備を大儀名分とする再開発によって、野宿者を締め出し、労働者に対する搾取と分断が仕掛けられる。
二つには、スポーツを使った能力主義による序列である。
民衆同士の競争をあおり、点数と記録で国のために使える人物かどうかを選別し、使えない人物は切り捨てられる構造が作られる。
三つには、猛烈な「障害」者差別と資本権力が操作する排外主義からくるナショナリズムで、国のためにならない命が抹殺され兼ねないと言う事である。
「障害」者抹殺攻撃の準備は、オリンピック開催と合わせ、出生前診断の技術開発や脳死臓器移植法の制定などで、しくしくと進められている。
また、アジア近隣諸国の人民に対するヘイトスピーチや現実を直視しない歴史認識などは、外国人を抑圧する凶器となっている。
四つには、パラリンピックは国のために役立つ「障害」者かどうかを選別するものさしになっている事である。
パラリンピックの狙いは、観戦する民衆にがんばっている「障害」者は偉いと言う概念だけを植え付け、「障害」者を能力で縦に並べようとする事なのである。
五つには、天皇制が本格的に表舞台へ出てくる事で、完全なる国家主義が確立してしまう。
民衆統制の始まりは、身近で大多数の人が入りやすいお茶の間の話題である。
スポーツで平和の祭典とメディアが報じれば、民衆統制の入口は、簡単に切り開けてしまうのだ。
一度入ったら抜けられない身近で大多数の人が入りやすいお茶の間の話題は、またたく間に危険な方向へと舵を切る。
オリンピックの開会式出席や出場選手激励などに登場する天皇は、多くの人々にとって市民派天皇と捉えられている。
マスコミも演じられた市民派天皇を映し出す。
この裏側で、ファシズムが動き出すのである。
ファシズムは、強固な優生思想の上に成り立つ。
前述した五つの具体的な例は、ただ単に能力主義を批判しているのではなく、天皇制と一体になった国家主義、生命抹殺に依拠するファシズムを指摘するものである。
オリンピックとパラリンピックは、世界中に偏狭なナショナリズムを作り出し、国のために使える命か使えない命かを選別するための形に表れる事のない現代版のアウシュヴィッツなのである。
財界と官僚にとって、日本におけるオリンピック開催の大きな狙いは、前述した五つの具体的な例をどうどうと政治の枠組みに取り入れ、市民同士が監視し合いながら、国のために競争させる仕組みづくりを強権強行する事にある。
オリンピックを観戦する人々に感動と勇気を与えるメディア中継の裏側で、気づかぬ内に、いつの間にか現代版のアウシュヴィッツに送り込まれてしまう。
また、送り込む権力者にも成り得る。
これが、優生思想をむき出しにしたオリンピックの正体なのである。

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柏市議選の日程が決まりました

2月2日(月)
柏市議会議員選挙は、半年後の8月2日告示、8月9日投開票となります。
選挙が終えるまでは、特に4月以降は定期的に参加している政治闘争や市民運動、ボランティア・サークルなどの活動に出席する機会が少なくなってしまいますが、どうかお許しください。
7月後半からは、何かとお手伝いをお願いする事がでてきます。
その際には、またご相談をさせていただきます。
今年の夏は私、内田ひろきにどうか力を貸してください。
政策で恩返しを致します。
恒例となっている新春交流会は、今年は拡大市政報告会として、5月31日(日)に開催を予定しています。
気が早いようで恐縮ですが、今から万障お繰り合わせいただけると幸甚に存じます。
宜しくお願い申し上げます。

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狭山事件は冤罪だ

1月25日(日)
私、内田ひろきが所属する狭山事件にとりくむ東葛住民の会の主催で、石川一雄さん夫妻を招き、再審に向けての学習会を開いた。
住民の会では毎年、夏に再審に向けての現地調査を実施している。
警察が自白強要したコースを歩き、最大の物証となっている自宅鴨居の万年筆発見現場を調査した。
万年筆は、警察による証拠ねつ造である。
現地の様子は区画整理事業によって、様変わりしている。
狭山事件とは、1963年に埼玉県狭山市で起きた女子高生殺害事件の容疑者として、被差別部落の石川一雄さん(当時24歳)が不当に逮捕された冤罪事件である。
この時代は、激しい部落差別があり、部落の子ども達も教育を奪われていた。
そこに目をつけた警察はマスコミに差別キャンペーンをひかせ、石川さんを別件逮捕し、警察のねつ造自白を強要した。
現在は国連の勧告を受け、裁判所が検察に証拠開示を求め、その一部が2010年から開示されている。
石川さんと弁護団は再審請求を続けている。
今年も裁判官と検察、弁護団による3者協議が開かれている。
各種報道の通り、今月22日に東京高検が全ての物的証拠リストを開示した。
今年は、事実調べと再審開始を勝ち取る正念場の年となる。
冤罪事件は、政治的意図を持つ権力犯罪と言っても過言ではないのだ。
地元、東葛地域では野田市で発生した幼女殺害事件において知的「障害」者の青山正さんに対する冤罪事件が起きた経緯がある。
私、内田ひろきが救援闘争に係わるこの野田事件は、物証となっている遺留品とされた鞄の写真と現在保管されている鞄とが異なる物であると言う鑑定を中心とした新証拠を用意して、いよいよ昨年7月に再審請求した。
布川事件や足利事件を見ても警察や検察のマスコミと結託した権力乱用には大きな問題がある。
私、内田ひろきは差別と冤罪のない街づくりに努める決意である。
昨年3月には、袴田 巖さん釈放と再審決定を勝ち取った。
袴田事件勝利の流れをバネにあらゆる冤罪事件の再審勝利を勝ち取りたいものである。


石川一雄さんと内田ひろき

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柏市視覚障害者協会の新春の集い

1月23日(金)
この会では私、内田ひろきが最年少。
昔は点字とカセットテープしかなかった為、文書の管理が大変だったらしい。
先輩方の苦労話と生きる知恵袋には頭が下がる思いである。
活字読み上げソフトが出回っていなかった頃、銚子市で県内初の視覚「障害」者議員が活躍していた。
議員には多くの行政資料が配布される。
点字には漢字がなく、かな文字だけの為、予算書や決算書などは莫大なページ数となり、持ち運ぶだけでも一苦労だったと思う。
今では、活字読み上げソフトやデイジーなどが開発され、書類の持ち運びもUSBメモリー1本、CD1枚と大変楽になった。
こんな話をしている内に、3時間があっと言う間に過ぎた。
とても有意義な一時を過ごす事ができた。
夕方は私、内田ひろきが所属する柏市南部9条の会の新年会に出席した。
殆どの会員の皆様が戦争を体験して来られた。
資本権力とメディアを味方につけた安倍政権がテロとの戦いを口実に、集団的自衛権の行使に踏み切るのではないかと強く警戒するものである。
この間、扇風機しかなかった頃から満員電車に 揺られ遠方まで通勤・通学して来られた方、商業や農業に汗水流して来られた方、労働運動や安保闘争に没頭して来られた方。
こうしたさまざまな立場の皆様から 貴重な体験をお聞かせいただき、生き方に学び、若者達が感じている社会への憤りとを繋げ、政治に反映して行く事が中間世代の私、内田ひろきに 与えられた責務であると感じます。
身の引き締まる思いです。

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柏自主夜間中学の公開講座

1月17日(土)
私、内田ひろきがスタッフを務める柏自主夜間中学の主催で、公開講座を開いた。
公開講座は、2012年に引き続き今回で、3回目となる。
今日は、ドキュメンタリー映画「こんばんは」を上映し、東京都文化中学校夜間学級で教鞭をとられていた見城慶和先生から話を伺った。
私、内田ひろきがスタッフを務める柏自主夜間中学は、今年の4月で設立から7年目に入る。
柏自主夜間中学は、教育福祉会館2階和室と上階に併設する中央公民館創作室の2教室で授業を開いている。
日時は、毎週木曜日の18時から21時。
学び合いと語り合いの場である柏自主夜間中学に是非ご注目ください。

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