大震災・原発事故からの復活を読んで

2月2日(水)
大震災・原発事故からの復活と言う書籍を読んだ。
琴寄政人さん(実戦教師塾で検索)が著者である。
著者と私、内田ひろきは、子ども食堂うさぎとカメの仲間である。
この書籍は、東日本大震災からの復興、福島第一原発問題に関心のある皆さんにはお勧めである。
この書籍の書評をする。
舞台は福島県だ。
2011年に発生した東日本大震災に伴う福島第一原発の爆発から始まるドキュメンタリーである。
ドキュメンタリーに登場する渡部牧場の当時から現在に至るまでの経緯には、テレビや新聞ではみられない事実が系統的で克明に描かれている。
と同時に、渡部さんのまっすぐで自分に正直な生き方も随所に垣間見れる。
渡部さんと著者の熱い信頼関係が生まれるのもそのはずだ。
この書籍の中では、福島第一原発の爆発後の様々な葛藤の様子が書き込まれている。
特に印象に残る単語は、「風評」「風化」だ。
これらの単語を目にしたら、著者がどんな思いであったのかを想像してもらいたいと思う。
この書籍を読んで私、内田ひろきが痛切に感じたものは、反原発闘争を自己満足としてはならず、常に現地・現場に思いを寄せ、想像を豊かにする必要があるという点である。
なお、この書籍の定価は1,430円です。

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