4月6日(金)
現在、配布している内田ひろきニュース2018年特集号の記事を紹介します。
<2018年・新年度を迎えて>
今年度は、東海第二原発を廃炉に追い込み、憲法9条を守るための重要な1年となります。今号では、3月予算議会を振り返って印象に残っている私、内田ひろきの質疑・一般質問の主な議論を紹介します。
!★!3月予算議会の質疑・一般質問での主な議論!★!
[問]
柏から88キロと近距離にある東海第二原発の廃炉を求めるべきではないか。
[市長答弁]
東海第二原発は、今年法律で規定されている運転期間である稼働40年を迎えるものの、規制基準では20年の延長が認められる事は認識している。また、東日本大震災後、福島第一原発の事故の影響により、本市は高い放射線量が計測され、市民の皆様が不安を覚えられた事、今なお原子力発電所の安全性については懸念がある事についても承知をしている。原発の運転を巡っては、昨年12月に伊方原発の運転差し止めの仮処分が決定されたなど、全国的に議論がなされている状況である。東海第二原発の再稼働の案件につきましては、なお係争中と言う事もあり、市といたしましては引き続き司法の判断に注目したい。
[問]
福島第一原発爆発当時、18歳までだった市民を対象としている2018年度の甲状腺エコー検査助成事業に関する説明を求める。
[保健所長答弁]
平成30年度も引き続き柏市立柏病院を検査実施機関として事業を実施する。申し込み方法につきましては、インターネットを活用した電子申請が半数以上を占めており、次年度も継続する。検査画像の提供につきましても、対応できるようになっている。検査結果で異常がなかった方は平成30年度も受検できるようになっている。原発事故当時に胎児だった方についても引き続き対象とする。B、C判定だった方は、保険診療により受診していただく事が可能である。中学3年生までの方については、子ども医療費助成制度をご利用いただける。
[問]
学校で平和憲法の歴史的役割と立憲主義への理解をどう深めるか。
[教育長答弁]
憲法前文と各条文、特に第9条に基づき主権が国民にある事、恒久の平和を念願し、国民としてその実現と維持のために尽くす事、我が国は国際紛争を解決する手段として戦争を永久に放棄している事の学びである。その際に、過去の戦争についての資料を調べたり、戦争体験者の話を聞いたりするなど各学校で工夫しながら子ども達の理解が一層深まるよう取り組んでいるところである。
[問]
市立病院の現地建て替え実現に向けた具体的な取り組みを問う。
[市長答弁]
柏市健康福祉審議会からいただいた答申では、附帯意見として医療機関の分布と災害医療の観点から、現在地を前提とした検討をすべきとのご意見もいただいている。建て替え条件の1点目、病床利用率の向上につきましては救急搬送の受け入れ強化や病診連携の充実、地域包括ケア病棟の活用などに積極的に取り組んでいる。2点目、小児科の入院体制につきましては本年4月より新たに小児科の常勤医師が2名派遣される事となった。今後は、小児患者の入院体制の構築と小児二次救急の充実に向けて協議を進める。答申で求められた2つの条件を達成できるよう着実に取り組む。
[問]
2018年度も動物愛護ふれあいセンターの機能を活かし、殺処分ゼロ達成に向けた事業を積極的に進めて欲しいがどうか。
[保健所長答弁]
センターでは、収容される全ての動物を命あるものと重く受けとめ、殺処分数ゼロを目標として、できる限り多くの動物が生きる機会を与えられるよう努力する。センターの施設を活用して犬、猫の譲渡会、子ども獣医師体験、犬猫の飼い方、しつけ方教室など毎月第1土曜日に開催している。犬、猫の逸走・保護情報をホームページに掲載するなどの取り組みを通じ、命の大切さについての情報発信基地として重要な役割を担っている。また、地域猫活動を推進し、相談、団体への助言、協力、手術補助金の交付などの支援を継続して行う。さらに、自治会単位での説明会や地域猫セミナーの開催などさまざまな取り組みを実施する。
[問]
逆井六実間の複線化工事の今後と跨線橋整備の状況はどうなっているか。
[土木部長答弁]
逆井六実駅間につきましては平成31年度末の完成を目途に複線化工事が進められている。跨線橋の完成時期につきまして東武鉄道から、逆井跨線橋については平成30年11月末、藤心跨線橋については平成30年9月末を目途に進めているとの説明を受けている。新年度予算で負担金を計上した架道橋改修だが、逆井運動公園付近の既存架道橋の改修を行うものである。平成31年秋の完成になるとの説明があったので、債務負担行為の設定をお願いしている。
※私、内田ひろきの質疑・一般質問はインターネットの録画配信で視聴できます。(柏市議会で検索)
60分あってちょっと長いですが、是非ご視聴ください。