三里塚の現地で空港反対集会

10月9日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と5人で私、内田ひろきが事務局を務める市東さんの農地取り上げに反対する会と合流し、三里塚の農民畑で行われた空港反対集会に決起した。
いよいよ、市東孝雄さんを巡る裁判闘争は東京高裁での不当判決を受け、上告審に入った。
これまでの判決公判では、現地実力闘争と一体的な闘いで仮執行宣言を阻止し、三里塚闘争は決戦の時を迎える。
国は、成田空港の軍事転用に焦っている。
政府と空港会社は、騒音を撒き散らし、離着陸制限(カーフュー)の緩和による24時間空港化と新たな第三滑走路建設を画策している。
オリンピックファシズムと成田の軍事空港化をむき出しにした国策暴力を粉砕する闘いは、革命を勝ち取る闘いそのものである。
住民を危険にさらし、農民の生きる権利を剥奪し、農地を収奪する空港の拡張合戦には公共性の一欠けらすらないのだ。
デタラメな空港政策と真っ正面から対決し、成田空港の廃港を要求する三里塚闘争は、まさしく正義なのである。
今日の集会では、次の方針を採択した。

集会宣言から抜粋。

我々は、先に開催した三里塚闘争50周年集会の成功のうえに、本日、「最高裁による強制収用許すな! 第3滑走路粉砕! 安倍政権打倒!」を掲げて、この地に集まった。
ここ、「清水の畑」は、二期工事の完成をど真ん中で阻み続ける反対同盟・東峰部落の勝利の証だ。
我々は三里塚の基本路線の勝利性を確信し、50年の真価と飛躍をかけ、あらためて空港粉砕・安倍打倒の闘いに立ち上がることを宣言する。
何よりもまず、市東孝雄さんの農地強奪攻撃を断固として迎え撃つ。
市東さんの農地を死守する闘いは、市東さんの「命と生活」を守ると同時に、日本の農業・農民を防衛する橋頭塗であり、TPP攻撃を打ち破る最先端だ。5万人署名達成へさらに猛然と前進し、全人民の「市東さんの農地を守れ」の声で最高裁を包囲しよう。
大木よねさんへのだまし討ちや岩山鉄塔破壊、団結街道封鎖、現闘本部夜襲のように、裁判所も結託した国家総がかりの卑劣なやり方で農地を奪うことなど断じて許さない! 正義は我にある。「農地はわれらが命」を合い言葉に、農地の強制収用と闘う広範な人民の闘争陣形を構築しよう。
そして、第3滑走路推進攻撃との対決だ。50年前とまったく同じ住民無視の極みであり、正当性など1㍉もない。成田市で、芝山町、多古町、横芝光町で住民の怒りの声が噴出している。
人の命か空港か。住民の暮らしや健康と「空港の機能強化」が相容れないことは明らかだ。我々は3年6カ月にわたって周辺住民と築いてきた連携をさらにうち固めて闘う。「国策」事業の利権に群がり、国や空港会社と一体になって推進役をかってでる輩を許さない。戦争法成立を背景にした軍事転用のための第3滑走路を住民とともに絶対に粉砕する。
そして、辺野古新基地建設を阻止する沖縄のたたかいと連帯し、農地死守・実力闘争の爆発をかちとる。福島の人びとと共に全国の原発再稼働阻止、すべての原発廃炉へたたかおう。TPPの批准粉砕へたたかおう。韓国・民主労総をはじめとする世界の闘う人々と連帯し、戦争をとめよう。労働法制改悪、非正規・外注化と闘う労働者と連帯し、安倍政権の国策や差別とたたかう全国の人々と連帯して大きく輪を広げ、「三里塚から世の中変える」たたかいに立ち上がろう。

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