3月議会が終わる

3月22日(火)
第五次総合計画の初年度に当たる2016年度当初予算案を審議する3月予算議会が今日で会期末を迎えた。
この3月で、部長職・理事職の多くが定年等で退職となる。
また、教育長と代表監査委員が任期満了を待たずに辞任する。
任期満了に伴う関口副市長の後継が決まらず、新年度からの副市長は、石黒副市長の1人体制となる。
今日の審議で私、内田ひろきは農業委員会委員選出方法の選挙方式を廃止して市長任命方式に変更する条例案に対する反対討論に臨んだ。
独立行政機関である農業委員会委員選出方法は、公選制だが、これを単なる市長任命制に変えてしまう。
安倍政権が進める農政改悪を鵜呑みにした条例案である。
戦後の教育に政治が介入してはならないと言う理由から、教育委員会制度が設けられ、教育委員会委員の選出方法に公選制が取り入れられたが、いつの間にか単なる市長任命制に変えられてしまった。
柏市を含む全ての市町村は国に追随し、今度は農業委員会制度で、同じ歴史の過ちを繰り返そうとしている。
農業委員会委員選出方法を公選制から単なる市長任命制に変えてしまう事は、その時々の市長と人事議案を同意する議員の意向が色濃く反映してしまうのである。
結果として、農業への企業参入を容易にし、ゼネコン・デベロッパー資本の利潤追求と農地転用による巨大開発を後押ししてしまうだけではなく、格差と貧困をより拡大し、労働者・民衆の雇用と食を奪うTPP経済戦争のための既成事実を市町村が作ってしまい兼ねない。
これが、安倍政権が進める農政改悪を鵜呑みにしたこの条例案の正体なのである。
条例案は、賛成多数で可決となってしまった。

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