三里塚の現地で空港反対集会

10月20日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と9人で私、内田ひろきが事務局を務める市東さんの農地取り上げに反対する会と合流し、三里塚の農民畑で行われた空港反対集会に決起した。
今日の集会には、雨天にも係わらず1000名近くが結集した。
いよいよ、市東孝雄さんを巡る裁判闘争は千葉地裁での不当判決を受け、控訴審に入る。
千葉地裁での判決公判では、現地実力闘争と一体的な闘いで仮執行宣言を阻止し、三里塚闘争は決戦の時を迎える。
今日の集会では、次の方針を採択した。

集会決議から抜粋。

われわれは本日、何よりも市東孝雄さんの農地裁判における控訴審闘争の勝利を固く決意する。農民としての誇りと生き甲斐を否定した千葉地裁・多見谷判決を許さない。戦後憲法体制を支える3本柱の一つ農地法を真っ向から破壊した一審判決を控訴審闘争で打ち砕く。
東京高裁は反動の牙城だ。その霞が関へ攻め上る。そこで展開される反原発、沖縄闘争、反TPPの巨大な闘い、およびそれらをめぐる裁判闘争と連帯して、共通の敵である国策を打ち砕く。市東さんの農地を何としても守り抜く。
安倍政権はオリンピックを口実にして、福島の思いを踏みにじり、労働者への攻撃を強めると同時に三里塚闘争破壊に出てきた。インフラ整備と称した「成田の発着枠拡大」だ。地盤沈下にあえぐ成田空港延命のため、24時間化、暫定滑走路の1000メートル延長、4000メートル滑走路の増設などをもくろむ一方、戦争・改憲攻撃の前に立ちはだかる反戦・反権力の砦=三里塚の圧殺を狙っている。われわれは真っ向から受けて立つ。労農学市民への圧政を強める安倍政権の打倒を宣言する。
三里塚闘争は新たな段階を迎えた。計画から47年、成田空港は歴史的な破たんに直面している。「空港との共存共栄」なる「美名」の化けの皮は剥がされた。成田市で多古町で芝山町で、周辺住民の歴史的な決起が始まった。野放図な空港拡張は、反対同盟と周辺住民の怒りの前に粉々に砕かれるであろう。今こそ反対同盟と騒音下5000軒を先頭とした住民の怒りで成田空港を包囲する時だ。
歴史は動いている。危機にあえぐアメリカのぶざまな姿が、資本主義が永遠ではないことを突き出した。歴史は民衆の闘いによってつくられる。
まさにこの時、福島―沖縄―三里塚をひとつのものとして闘い、動労千葉をはじめとする6000万労働者、全国農民会議を先頭とする260万農民、そして学生、市民の力を結集し、大きな統一戦線を作ろう。迷走を始めたTPP推進の攻撃に今こそ労農学市民の反撃をたたきつけよう。
空港絶対反対を貫いてきた三里塚闘争の蓄積が今こそ輝く時だ。農地死守・実力闘争、空港廃港の旗高く歴史的勝利の道を断固として進む。


市東孝雄さんと内田ひろき

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