12月6日(月)

12月6日(月)
今日で、折り返しを迎える12月柏市議会に、提出された柏の葉小学校建設契約の議案について問題が山積している為、中間報告をしておきたいと思う。
柏の葉小学校に屋内プールを作り、理系教育と英語教育に特化したカリキュラム編成をするとの事だ。
これはモデル校以外に何者でもなく、教育の機会均等の理念に反する。
義務教育は、平等に保障するべきものであり、特色を用いた学校間格差を許してはならないのだ。
また、この場所は7月4日(日)に記述した通り、土壌汚染が発覚した土地である。
拙速に汚染物質を処理し、汚染者である民間地権者の処理費用までを市が肩代わりするあり様だ。
この事実にフタをし、強引とも言えるスピードで2012年開校に焦っている。
三井資本は特色ある小学校が近い事を売り文句にし、マンションの販売をするだろう。
小学校用地が土壌汚染にさらされていた事などなかった事にしたいと言うのが、役所と三井資本の本音なのか。
これでは、柏市が三井資本のCM材料を提供しているようなものだ。
教育長は、松葉第一小学校のマンモス化を理由にあげ、早期開校を目指したいようだ。
一方、手賀の杜地区はどうだろうか。
風早北部小学校も手賀の杜地区の宅地造成が進み人口が急増した為、パンク状態になっている。
教育委員会がこの地区の保護者に示した通知の内容は、学区の弾力化により大津ケ丘第一、第二小学校と手賀西小学校を含めた学校選択制を導入するとの事である。
学校選択制は地域の崩壊に繋がってしまうだけではなく、長距離通学や通学路の安全確保と言った課題が山積みである。
手賀の杜の方々が柏市に対し、小学校の新設を求めているが、教育長は財政難と将来的に少人数校となってしまう事を理由に住民の要求を切り捨てた。
第四次総合計画には、定住促進を推進する事が明記されている。
ならば、むしろ新設小学校を中心とした手賀の杜の街づくりを進め、次世代の子育て環境を整備するべきではないだろうか。
柏の葉地区と手賀の杜地区で、これだけの格差を子ども達に強いる事は、行政の不平等と言わざるを得ない。

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