三里塚闘争が重要局面に突入

6月25日(月)
三里塚の農民である市東孝雄さんの闘いを巡る裁判闘争は、2回目の証人尋問となった。
今日は、元成田市農業委員会事務局長を法廷に引きずり出し、三里塚闘争支援弁護団が徹底的に追及した。
また、市東さん本人による鋭い追及は、証人がたじろぐ場面にまで追い込んだ。
証人である元成田市農業委員会事務局長は、空港建設のためなら、何でもフリーパスとした発想だ。
仮に、市長部局が空港建設を推進したとしても教育委員会などと並び、独立した行政委員会である農業委員会は、農民と農地を守らなくてはならないはずである。
市長部局に追随し、農業よりも空港建設を推進する元農業委員会事務局長を厳しく糾弾したいものだ。
この裁判は、3代・100年、心血を注いで耕してきた市東さんの農地を空港用地に転用する事の是非が争点となっている。
土地収用法が適用できないと分かった空港会社は、農民と農地を守るべきはずの改悪前農地法を不当解釈し、市東さんの農地を収奪しようと企んでいるのだ。
国策裁判は、審理過程で勝利しても判決で敗訴する事が通例である。
しかし、この裁判闘争は絶対勝利を収め、欠陥だらけのブザマな成田空港を何が何でも廃港に追い込まなくてはならないのである。

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