南部クリーンセンターの現状

4月1日(日)
私、内田ひろきの自宅・事務所に程近い、南部清掃工場の焼却灰から高濃度放射性物質が検出された事で、この保管方法を巡り情報が錯綜しているようだ。
近隣町会の方々から放射性物質を詰めたドラム缶を屋外にむき出しで保管してしまうのではとした不安が訴えられている。
情報は役所から町会を通じ、回覧により伝達する。
また、町会未加入世帯には情報自体が伝わりにくいのである。
現状では、敷地内に仮設のコンクリートボックスを建設し、高濃度放射性物質が混入した焼却灰を管理する方法が濃厚となりそうだ。
ドラム缶をむき出しに、保管する事だけはあり得ないのである。
この地域は、かつて清掃工場の建設反対運動が激しくまき起こり、コミュニティーが二分した経緯がある。
原発事件より以前から、清掃工場に対しては敏感な地域なのである。
こうした地域特性に配慮し、役所は丁寧な情報伝達をすべきなのだ。
柏市、松戸市、流山市、我孫子市と印西市、白井市、栄町で構成する印西地域環境整備組合で処分できずにいる高濃度放射性物質が混入した焼却灰の仮保管場所として、手賀沼広域下水道終末処理場の敷地が候補に挙がった。
しかし、県を交えた協議の中で、我孫子市と印西市が柏市、松戸市、流山市の焼却灰は受け入れられないと方針を転換した。
受け入れを拒まれた柏市を含む3市は、強い憤りを感じている。
この為、印西市は柔軟に受け入れの検討を開始したが、我孫子市だけは今でも受け入れを頑なに拒んでいる。
原発さえなければ、近隣自治体間で、いがみ合う事はなかったのである。
東電に対し、放射能混じりの焼却灰を今すぐ引き取れと言いたい。

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