5月27日(木)

5月27日(木)
いよいよ柏自主夜間中学の1周年記念授業の幕開けだ。
柏自主夜間中学の授業は毎週木曜、夜6時から始める為、今日も同じ時間でやろうと言う事になった。
夕方5時に実行委員会メンバーが集まり、打ち合わせと会場設営。
そうこうしている内に開始時刻となり、人が続々集まった。
1周年を祝い、作成した記念誌「とびら」の売れ行きも良く好評だった。
冒頭に1年間の経過を説明し、秋山市長から祝辞が述べられた。
記念講演の講師は、教育評論家の藤田恭平先生。
真の教育の姿が語られた。
後半は、生徒さんやスタッフのさまざまな思いを語る時間となった。
何とか成功して、ほっとした。
学齢期に学ぶ事ができなかった義務教育未就学者が2000年の国勢調査で、柏市だけでも3ケタに上り東葛6市では、 4ケタに達している。
この数は氷山の一角に過ぎないと言われている。
2006年には日弁連が国や自治体に対し、義務教育を受けられなかった市民を救済すべきとした意見書を決議した。
今年の国勢調査は就学状況調査が行われる。
この結果をしっかり分析し現在県内では、総武沿線の市川市にしかない公立夜間中学を常磐沿線の柏市で早期に開設するべきだ。
学びの場を市民が提供する自主夜間中学と車の両輪となる学びへの権利を行政が保障する公立夜間中学との連携が必要なのである。
自主夜間中学と公立夜間中学では、役割分担が確立している。
国策や自治体施策の不備により、学びを奪われ犠牲となった義務教育不就学者、未修了者の学びへの権利は公立夜間中学でなければ、保障できないのである。

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