新型コロナウイルス感染拡大で「障害」者は

4月18日(土)
2020年がスタートしてまもなく、新型コロナウイルスの発生が報じられた。
当初は、ここまでの感染拡大を想定していなかった。
日本での感染拡大は、オリンピックに執着した安倍政権の初動体制の遅れが原因であるのは言うまでもない。
緊急事態宣言を発出するタイミングが、なぜこの時期であったのか疑問である。
それは、緊急事態宣言発令中に当たる5月1日のメーデー、5月3日の憲法記念日を狙い撃ちにし、労働者の闘いや憲法9条を守ろうとする運動を圧殺するものである。
メーデー潰しは、昨年の天皇代替わりキャンペーン・改元と、2年引き続きである。
こうした反動情勢に対し、労働者・民衆は最大の怒りを持って立ち向かう必要性を痛感している。
また、緊急事態宣言の発出は、戦争さながらな状況を労働者・民衆に押し付けたものと言える。
さらに、憲法に緊急事態条項を盛り込むための既成事実づくりであって、解釈改憲そのものだ。
もっと言えば、安倍政権による布マスクの配布は、戦時配給制を物語るものである。
国家権力による労働者・民衆への戦争動員策動に繋がるあらゆる攻撃を跳ね返さなければならないと自覚している。
さて、ここから本題に入る。
私、内田ひろきは「全盲」の視覚「障害」者である。
2011年に柏市議会議員に初当選し、現在は3期目を迎えている。
「全盲」の視覚「障害」者の地方議員は、全国でも珍しいとされている。
新型コロナウイルス感染対策においては私、内田ひろきのような視覚「障害」者の場合は物体を触れて確認をする場面が多いので、他の人よりも頻繁に消毒や手洗いが必要となる。
つまり、感染リスクが高まってしまうと言える。
また、メディアでは視覚による情報が多く、インターネット上では、音声で把握するには情報過多となってしまっている実態である。
そのメディアでさえ、政府による報道規制に基づく情報操作をしている。
正に、大本営発表である。
ここで、世界に目を向けてみる。
新型コロナウイルスによる感染が世界中に蔓延し、被害が拡大している。
既に医療崩壊したニューヨークなどの都市では、人工呼吸器や医療従事者の不足が深刻化し、現場の医療スタッフの判断で患者の選別(「トリアージ」)が行われ、高齢者や重度「障害」者には人工呼吸器を装着しなかったり、高齢者が装着している人工呼吸器を外して、より若く治療効果のある人に付け直すという事が起きている。
日本でも医療崩壊を危惧する声が高まってきており、医療従事者の間で「誰に人工呼吸器を配分するべきか」と言うルール作りのための議論が始まっている事に、私達「障害」者は大変な危機感を抱いている。
新型コロナウイルスの場合は、予防と予測が可能であり、感染しても数日の猶予のある点などから、突発的な自然災害などとは根本的に条件が異なっている。
何より、日本にいる私達は、海外の医療崩壊の現場から学び、迎え撃つ準備ができるはずである。
優生思想に繋がる「障害」を理由とした命の選別が推進される事がないようにして欲しいものである。
また、公共情報がアクセシブルでないために聴覚「障害」者、視覚「障害」者、知的「障害」者等に情報が迅速かつ正しく伝わらない問題や外出の自粛が課される中で、重度訪問介護の在宅勤務の活用も含めた介護サービスの柔軟な利用が不十分であって、通所事業所は閉鎖するのかどうかの瀬戸際と言う問題も生じている。
さらに、在宅療養する「障害」者への介護サービス等の提供継続のための支援も不十分である。
これらに係る対応と支援を国及び自治体において大至急、確実に行うべきだ。
最後に私、内田ひろきから皆様へ呼びかけます。
自粛は人民のためのものです。
愛国心の強要をむき出しにしている国のための自粛ではなく、私達のための自粛としましょう。
早くコミュニケーションを取り戻せるよう、どうか自粛へのご協力を宜しくお願いします。
新型コロナウイルスと安倍政権を打倒しましょう。
駅頭や集会等で皆様にお会いできる日を楽しみにしています。

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