家庭用ミニダムの設置補助事業を視察

1月10日(火)
家庭用ミニダムの設置補助事業を導入している我孫子市を視察した。
柏市でも、夏になると集中豪雨が発生し、勾配の激しい箇所では甚大な被害をもたらす。
雨水を河川に流すための管は、50ミリの雨量を想定して敷設している。
ところが、現在ではこれを超す雨量が観測されてしまう。
雨水管は老朽化に合わせ、高雨量に対応できるよう改修する必要がある。
しかし、これには多くの時間と費用がかかる。
この為、県内では我孫子市と佐倉市で家庭用ミニダムの設置補助事業を導入し、浸水被害の解消に努めている。
柏市は、防災計画において浸水地域が特定できている。
もし、この事業を導入した場合、補助対象地域を指定し、闇雲なバラ撒き政策ではなく、ポイントをしぼり計画性ある事業とする事ができる。
家庭用ミニダムは、正式には雨水貯留タンクと呼ぶ。
このタンクに溜められた雨水は庭の水撒きや真夏のコンクリート冷却に寄与している。
今では、雨水の浄化技術も進み、多様性に期待がかけられている事から雨水循環型の街づくりに一翼を担えるだろう。
また、墨田区や取手市が雨水浸透舗装を取り入れている。
これを合わせ、集中豪雨への対応と雨水循環型の街づくりを一体的に創造する政策が急務なのである。

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