11月18日(日)
私、内田ひろきが事務局を務める市東さんの農地取り上げに反対する会の主催で、非道を・ふたたび許さない!三里塚の農地取り上げをテーマとしたシンポジウムを開催した。
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間も多数が参加した。
今回のシンポジウムでは、内藤光博専修大学法学部教授、石原健二元立教大学教授から発言を頂戴した。
今日のシンポジウムでは、次の基調報告を確認した。
基調報告から抜粋。
市東さんの農地取り上げに反対する会の事務局から報告を申し上げます。
本日のシンポジュームを通じて、現在の状況や課題そして今後について、学者・弁護団の諸先生から極めて明確に述べていただきました。
そして先ほどの市東さんの力強い発言がありました。
それが全てと言えます。
とはいえ会の活動と今後について出来るだけ重複を避けながら報告します。
昨年11月の前回シンポジュームは、請求異議の第4回裁判の直後に開きました。
裁判長は、早期結審の意図をむき出しに1月に市東さんの証人尋問に入りたいと発言。
この発言に市東さんと弁護団が強く抗議し、法廷が騒然とする中これを撤回させ、5月に小泉英政・加瀬勉両氏、6月に市東さんと萩原富夫さんの証言を実現させました。
そして9月に市東さんの最終意見陳述、石原先生・内藤先生の陳述を含む4時間に及ぶ最終弁論を勝ち取りました。
不当な最高裁決定から2年、市東さんの農地の取り上げを許さない闘いは、請求異議裁判を軸にして、市東さんを先頭に弁護団の圧倒的な論述によって勝利的に闘ってきました。
そして1か月後、12月20日に請求異議裁判の判決を迎えます。
いよいよ決戦の時です。
この間、私たちは幾つかの行動方針を提起し、市東さんと共に12年間闘ってきました。
今改めて確認し、更に強化していきます。
1.12月20日の請求異議裁判の判決を迎え撃つ傍聴闘争の更なる強化です。
請求異議裁判のみならず、市東さんの農地に繋がるすべての裁判を一体として捉え、1つ1つの裁判、1つ1つの裁判、そして1つ1つの集会やデモに結集します。
2.法廷外行動を一層強化します。
明日19日の耕作権裁判の前に、空港反対同盟は千葉地裁包囲行動「人間の鎖」を計画しています。
明日9時に千葉市中央公園に結集しましょう。
これからの1か月、様々な行動が提起されます。
その1つ1つを頑張りましょう。
3.そして特に現地との連携を一層強化し、引き続き「現地調査」を実施するとともに、異変があれば、直ちに現地に駆けつける陣形の強化を図っていきます。
4.最後に市東さんの会の体制と財政について申し上げます。
発足以来坂本進一郎さんと井村弘子さんを共同代表にそして10数名の事務局員という体制で運営してきました。
ただ両代表とも遠出が難しい状態ですが、今後ともこの体制を堅持して活動を継続していきます。
次に財政です。
例えば今年1月から現在まで、弁護団の出廷13回延べ85人、会議や現地での打合せ29回延べ159人に上ります。
このような弁護団の獅子奮迅の活躍に財政が追いつかない状態が昨年度から続いています。
みなさんのご理解とご支援をいただいて、何とか健全な財政体制を作り出していきたいと考えています。
最後に改めて確認します。
9月27日の請求異議裁判で市東さんは、「私はあくまで天神峰と南台で私の畑を耕し、絶対に動かない」「農地を取り上げる強制執行は、私にとって死刑と同じです」と高瀬裁判長に心から訴えました。
そして今重大な時を迎えています。
私たちは市東さんと共にこの12年間を闘ってきました。
12月20日の請求異議裁判の千葉地裁判決を迎え撃ち、何としても市東さんの農地を取り上げさせないために、一層共に闘っていきましょう。
行動しましょう。
そして勝利しましょう!