三里塚芝山連合空港反対同盟全国総決起集会

3月29日(日)
私、内田ひろきの後援会である柏の自治力を活かす会の仲間と7人で私、内田ひろきが事務局を務める市東さんの農地取り上げに反対する会と合流し、成田市役所前の栗山近隣公園(旧市営グラウンド)で行われた空港反対集会に決起した。
栗山近隣公園で集会と周辺デモを貫徹したのは私、内田ひろきが生まれる3年前の1968年以来のようである。
いよいよ、市東孝雄さんを巡る裁判闘争は千葉地裁での不当判決を受け、控訴審に入ったが、千葉地裁での判決公判では、現地実力闘争と一体的な闘いで仮執行宣言を阻止した。
しかし、控訴審では小林昭彦裁判長が結審策動を強行した。
食料自給率が40%を割り込んでいる現在、成田空港の拡張と農業を比較すると農業に公共性があるはずだ。
国は、日米軍事同盟と並ぶ日米経済同盟であるTPPを推進するためにも市東孝雄さんの農地を取り上げ、成田空港を拡張しようと躍起になっている。
政府と空港会社は、騒音を撒き散らし、離着陸制限(カーフュー)の緩和による24時間空港化と新たな第三滑走路建設を画策している。
オリンピックファシズムと成田の軍事空港化をむき出しにした国策暴力を粉砕する闘いは、革命を勝ち取る闘いそのものである。
地元、柏に目を転じて見ると、国策として進められてきた柏北部開発では、農地を収奪し、既に500億円以上もの税金がゼネコン資本に吸い上げられている。
国策で農地を奪い、開発する攻撃は成田空港の建設と同じである。
また、南部・沼南地域の上空は空港の拡張合戦に伴い、3層空域となっている。
下総基地の航空機は、地上から900m上空の範囲で飛行する。
2010年に羽田空港第四滑走路が供用開始となってからは、南風時に羽田へ向かう航空機が地上から1200m上空まで下降し、下総基地の航空機と300mの高度差にまで接近し、着陸態勢に入る。
成田空港を飛び立つ韓国便の全部とヨーロッパ便の一部は、気流に乗り切れず、柏の上空ではまだ離陸途上なのである。
航空機の運航は、離着陸時に最も危険がある事は言うまでもない。
住民を危険にさらし、農民の生きる権利を剥奪し、農地を収奪する空港の拡張合戦には公共性の一欠けらすらないのだ。
デタラメな空港政策と真っ正面から対決し、成田空港の廃港を要求する三里塚闘争は、まさしく正義なのである。
柏市は直ちに、千葉県成田空港活用協議会から脱会するべきだ。
今日の集会では、次の方針を採択した。

集会宣言から抜粋。

本日の集会は、市東農地裁判における東京高裁小林裁判長の3・4結審を徹底弾劾し、不当判決を許さない反撃の狼煙(のろし)である。勝負はこれからだ。市東さんの農地は絶対に守る。われわれは、決意もあらたに3万人署名を全力で集めきり、霞ヶ関に攻め上り、東京高裁を揺るがす大闘争に総決起する。
世界は、戦争と内乱の時代だ。新自由主義・資本主義体制は崩壊の危機にある。労働者への搾取と抑圧の強まり。農業と農民の切り捨て。排外主義と反テロキャンペーン。社会福祉切り捨てと軍備増強。戦争の足音が近づいている。
危機にあえぐ安倍政権の戦争体制づくりを止めよう。労働者は職場から、学生はキャンパスから今こそ立ち上がろう。農民はTPP阻止・市東さんの農地死守へ立ち上がろう。
沖縄、福島、三里塚を先頭に全人民の総反乱を巻き起こし、安倍政権打倒へ立ち上がろう!

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