柏自主夜間中学の公開講座

12月11日(日)
私、内田ひろきがスタッフを務める柏自主夜間中学の主催で、福島に公立夜間中学校を作る会代表の大谷一代さんを講師に招き、「震災の福島に自主夜間中学開講」をテーマに公開講座を開いた。
震災や原発事件の影響で、義務教育を奪われてしまった市民の教育救済は急務だと思う。
これらの人々を含め、あらゆる義務教育未就学者へ学びの場を提供する試みやまた、自主夜間中学の運営と並行し、公立夜間中学の開設を求めている運動の様子が語られた。
学齢期に学ぶ事ができなかった義務教育未就学者が2000年の国勢調査で、柏市だけでも3ケタに上り東葛6市では、 4ケタに達している。
この数は氷山の一角に過ぎないと言われている。
2006年には、日弁連が国や自治体に対し、義務教育を受けられなかった市民を救済すべきとした意見書を決議した。
昨年の国勢調査は就学状況調査が行われた。
この結果をしっかり分析し現在県内では、総武沿線の市川市にしかない公立夜間中学を常磐沿線の柏市で早期に開設するべきだ。
学びの場を市民が提供する自主夜間中学と車の両輪となる学びへの権利を行政が保障する公立夜間中学との連携が必要なのである。
自主夜間中学と公立夜間中学では、役割分担が確立している。
国策や自治体施策の不備により、学びを奪われ犠牲となった義務教育不就学者、未修了者の学びへの権利は公立夜間中学でなければ、保障できないのである。

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