川崎市動物愛護センターを視察

10月23日(木)
私、内田ひろきはこの間、動物の殺処分廃止を強く主張してきた。
今日は昨年度、犬の殺処分数ゼロを実現した川崎市動物愛護センターを視察した。
所長の説明で最も印象に残ったのは、動物の殺処分をゼロにする目標や計画を特に掲げた訳ではなく、市内の動物愛護運動やボランティアと協働し、譲渡の取り組みなど、自然に当たり前の事をしてきた結果、犬の殺処分数ゼロを実現したと言う点である。
生命哲学を感じた。
柏市と川崎市のセンターを比べると、前者がハード面、後者はソフト面が充実している。
新たに動物愛護ふれあいセンターを建設した柏市には、これからソフト面が充実する事を期待している。
柏市は今年度から大きな新規事業として、動物愛護ふれあいセンター運営事業をスタートした。
この事業開始をもって、中核市移行に伴う全ての事業が県から柏市に移る。
柏市では、動物愛護ふれあいセンターで収容する動物の譲渡に力点を置くと共に、動物を命あるものとして重く受けとめる市民世論の確立を目指し、殺処分数ゼロを目標に、できる限り生きる機会を多く与えられる動物愛護行政に努めるとしている。
こうした経緯からも、柏市動物愛護ふれあいセンターには動物のアウシュヴィッツとも言われているガス殺処分場が作られていない。
他の政策とは異なり、柏市の動物愛護政策は比較的に評価できる点が多い。
昨今では、心ない悪質なブリーダー・ペットショップ資本が利潤拡大を求め、残虐にも生命である動物を大量生産、大量流通、大量消費と言う市場競争原理のコンベアーに乗せ、動物のアウシュヴィッツとも言われているガス殺処分場に送って大量廃棄する仕組みができてしまっている。
この構造を打破し、動物の殺処分ゼロ政策を柏市から実現したいものである。

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