体制内合意と住民分断を糾弾

5月25日(金)
午前中に議会運営委員会が開かれた。
非民主的な柏市議会では、革新無所属の私、内田ひろきのように会派に所属しない議員には、議会運営委員会での採決権が与えられないのである。
こうした体制内の枠組みで、議会選出の農業委員ポストをどの会派に割り振るかが論議された。
私、内田ひろきは行政委員会や審議会、公社理事などの議員枠を廃止するべきと主張している。
この主張を貫く闘いは、先例と常識をぶち壊す体制外闘争なのである。
議員に充て職を付与する事は、権力の二重構造になるだけではなく、報酬の二重取りに繋がるのだ。
議会運営委員会の最後に、副市長からゴミの収集方法を変更する旨の報告があった。
5月13日(日)に記述した通り、柏市は高濃度放射性物質が混入した焼却灰の仮保管庫であるボックスカルバートを建設する事について地元合意を得られないまま、市内全域を対象にし、説明会の名を借りた報告会を強行しようとしている。
正に、柏北部開発や三里塚空港建設、原発、沖縄基地問題に見られるような国策と同様に、住民が分断の巻き添えを食らう。
高濃度放射性物質が混入した焼却灰の仮保管庫であるボックスカルバート建設の是非を審議する市民環境委員会が、開かれるのは6月15日の事である。
この前に決着を付けようとする意図がミエミエなのだ。

役所から届いた資料の一部を抜粋。

柏市議会議員 各位 

7月1日からのごみ収集方法の一部変更について(柏地域)

1 変更の概要
 (1) 対象 柏地域の家庭系可燃ごみのうち,草木枝葉
 (2) 目的 放射性物質を含む焼却灰をはじめ草木枝葉の保管も限界に近づいており,このままではごみの焼却が出来なくなる恐れが生じています。
今後,南部CC敷地内において焼却灰の仮保管庫を設置しても,国による最終処分場の確保には相当な時間を要することが予想され,限られた保管場所を大事に使っていくため,草木枝葉の分別徹底(収集方法の変更)により,南部CCから発生する焼却灰の放射能濃度を下げ最終処分場への搬出を目指すとともに,北部CCから発生する焼却灰の放射能濃度の安定化を図ろうとするものです。
 (3) 主な変更点
変更前                    変更後
収集日 可燃ごみの日          不燃ごみの日
収集回数 週2回              月2回
ごみ袋 可燃ごみに同じ
※指定ごみ袋(可燃ごみ用)      不燃ごみに同じ
                       ※中身の見えるビニール袋
2 市民への周知(予定)
(1) 広報かしわ 6月1日号,6月15日号及び7月1日号
(2) 焼却灰の仮保管等に関する説明会 6月10日(日)午後7時  アミュゼ柏

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