内田ひろきニュース2016年特別号

4月19日(火)
現在、配布している内田ひろきニュース2016年特別号の記事を紹介します。

<第五次総合計画が始まる>
柏市が今後、10年間で取り組む施策体系を方向づけた第五次総合計画が始まりました。
3月予算議会では、この初年度に当たる2016年度当初予算と秋山市長の施政方針に対する論戦に臨みました。

*・*平和憲法誕生から70周年*・*
3月予算議会の質疑・一般質問では、憲法9条と柏市平和都市宣言について論戦を交わした。
[問]
今年は平和憲法誕生から70年を迎える。
憲法9条の歴史的役割の認識を踏まえ、柏市平和都市宣言を活かした施策を展開して欲しいがどうか。
公務員の憲法遵守義務と合わせて問う。
[市長答弁]
憲法9条は、戦後の日本において大変大きな役割を担ってきたと認識している。悲惨な戦争を二度と起こしてはならないと言う反省のもとに、その精神的な支柱となったのが憲法9条であったと考えている。
憲法については9条のみならず、多様な分野から各界各層において国民的、市民的議論がなされているものと認識しているが、公務員は、憲法99条に基づき、憲法を遵守すべきものと考えている。
柏市平和都市宣言は、憲法の基本理念である平和精神にのっとり、非核三原則の遵守と核兵器の廃絶を念願し、昭和60年3月議会で議案として決議されたものである。
本市としては、平和都市宣言に基づき、引き続き平和展の開催や学校訪問事業など、各種平和事業に取り組んでまいる。

<<農業委員会選挙廃止条例案に反対!!>>
農業委員会選挙廃止条例は、独立行政機関である農業委員会委員選出方法を公選制から単なる市長任命制に変えてしまうものだ。
政府が進める農政改悪を鵜呑みにした条例である。
戦後の教育に政治が介入してはならないと言う理由から、教育委員会制度が設けられ、教育委員会委員の選出方法に公選制が取り入れられたが、いつの間にか単なる市長任命制に変えられてしまった。
柏市を含む全ての市町村は国に追随し、今度は農業委員会制度で、同じ歴史の過ちを繰り返そうとしている。
農業委員会委員選出方法を公選制から単なる市長任命制に変えてしまう事は、その時々の市長と人事議案を同意する議員の意向が色濃く反映してしまうのである。
結果として、農業への企業参入を容易にし、ゼネコン・デベロッパー資本の利潤追求と農地転用による巨大開発を後押ししてしまうだけではなく、格差と貧困をより拡大し、労働者・民衆の雇用と食を奪うTPP経済戦争のための既成事実を柏市が作ってしまい兼ねない。
これが、政府が進める農政改悪を鵜呑みにしたこの条例の正体なのである。
条例案は、賛成多数で可決となってしまった。

◆市立病院の移転が白紙撤回!!
3月議会で秋山市長は、柏市立病院の柏の葉移転建て替え計画の白紙撤回を表明した。
私、内田ひろきの質疑・一般質問に対する答弁で市長は、まずは現地で、救急医療や診療所と市立病院との病診連携を充実する旨を明らかとした。
これからの取り組みは、市立病院の現地建て替えの実現と南部・沼南地域での救急医療の充実、小児二次救急と周産期医療を備えた子ども病院の誘致である。これを機に柏市全域での医療のあり方を議論する必要がある。

*:*甲状腺エコー検査助成事業が拡大*:*
福島第一原発が爆発した直後、放射性プルームが柏市を通過した。
当時は情報が隠され、国と市の対応が不十分だった為、子ども達は外で遊んでいた。
放射性ヨウ素による子どもの初期被曝については、甲状腺エコー検査が必要である。
議会での請願採択や市民要望を重く受け止めた市長は、昨年7月から甲状腺エコー検査への助成事業を開始し、昨年度に同助成事業を利用した方の2巡目希望者と原発の爆発当時、胎児だった方にも対象者枠が拡大した。

・・・☆★懸案だったインフラ整備のこれから☆★・・・
高柳駅の橋上駅舎化と一体的に整備する東西自由通路の建設工事は今年度から着手し、2018年度から段階的に供用開始となる。
大がかりとなる六実と逆井間の複線化工事が具体化するのと合わせ、高柳第3駐輪場付近の踏切を道路幅員と同じく約10mに拡幅する。
また、高柳と逆井間にある老朽化・狭隘化した2つの跨線橋を幅員約7mの跨線橋にかけかえる準備に入るための予算が盛り込まれた。
東武ストアー逆井店の隣にある東西を結ぶ歩道橋については、地元住民の要望に応え、手すりの設置と照明の交換、高欄の補修に要する予算が盛り込まれ、今年度中の工事完了が見込まれている。
北柏駅(北口)のバリアフリー化については、今年度末を目途に北口陸橋の入り口にエスカレーターが完成する。
また、バリアフリーの連続性とした観点から、エスカレーターの設置完了後は、改札から北口陸橋へ向かう階段の解消が課題となる。
私、内田ひろきの質疑・一般質問に対する答弁で土木部長は、同階段のバリアフリー対策をJR東日本と協議する旨を明らかとした。

*>*>・・振り込め詐欺被害防止条例を制定>*>*>・・
3月議会では、全国の市町村で初となる柏市振り込め詐欺被害防止条例が私、内田ひろきの所属する総務委員会での集中審議を経て、全会一致で可決成立した。

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