3月議会が終わる

3月23日(月)
会期初日の施政方針演説で、秋山市長は柏市立病院の柏の葉移転建設計画を凍結すると表明した。
私、内田ひろきは市立病院の柏の葉移転建設案には絶対反対である。
柏市の救急医療を死守するためにも市立病院は、現地建て替え以外の選択肢はあり得ないのだ。
今日の審議では、市立病院の現地建て替えを求める請願を採択した。
移転建て替え反対の世論が政治を動かしている。
今議会では、柏市勤労会館を廃止する条例案と柏・沼南新市建設計画の改定案も審議した。
私、内田ひろきはこれらの議案に反対し、討論に立った。
勤労会館は、労働組合の会合や労働者の健康増進、サークル活動などを支える事が設置目的である。
市長は勤労会館を廃止する理由として、労働組合の使用も減少し、勤労会館の役割は終えており、跡地に柏地域若者サポートステーションとシルバー人材センターを入居させ、一体的な就労支援事業を展開したいとしている。
しかし、労働組合の使用が減少した発端は、総評の解体と国鉄分割民営化に始まる新自由主義・雇用破壊攻撃が進められ、多くの労働組合が体制内労働運動に脱落してしまった事にある。
今こそ、闘う労働組合と戦闘的労働運動の復権が求められる。
労働者の所得を増やす事は、引いては税収の増加にも繋がる。
柏市は勤労会館を存続し、闘う労働組合と戦闘的労働運動が使用しやすい環境に整備するべきである。
また、2013年7月12日(金)に記述した沼南公民館だが、新市建設計画では沼南公民館を近隣センターに移管するとし、合併協定書を締結した。
しかし、合併後の柏市政を見ると、南北間格差と行政による沼南町に対する自治体内差別が横行している。
新市建設計画に位置づけられている事業だからとは言え、南北間格差と行政による沼南町に対する自治体内差別の解消を先送りにし、沼南町の社会教育拠点である沼南公民館を近隣センターに移管する方針には反対である。
東日本大震災特定被災地の指定に伴う合併特例債の10年延長特例を含む柏・沼南新市建設計画の改定については、合併特例法5条の規定では議会の議決を経て、改定できる事になっている。
ならば、沼南公民館を2016年度からも存続させ、沼南近隣センターを周辺に建設する事が得策なのである。


柏市役所にて内田ひろき

カテゴリー: 活動記録   パーマリンク

コメントは受け付けていません。