7月15日(木)

7月15日(木)
楽しみにしていた柏市視覚障害者協会主催の手賀沼乗船の日が訪れた。
昨日は、風が強く船が出なかったらしい。
今日は幾分、風が穏やかだ。
2時間の遊覧、弁当を食べながら、船頭さんの話に聞き入った。
手の届く所にハスの葉があり触れて見た。
余りの大きさに驚いた。
「これ一枚持っていれば、いつ夕立がきても頭は濡れませんね」と言うと皆が爆笑し船内に笑いが溢れた。
この手賀沼だが、1960年代後半から70年代にかけ、高度経済成長期に東京のベットタウンとして宅地造成が始まり、柏駅前の大規模な開発が行われた。
しかし、人口を増やす事に終始し、排水インフラや浄化設備の整備が追いつかず、生活排水で水が汚れてしまった。
その後に私、内田ひろきが尊敬する今は亡き、網正雄先生や吉野よしい先生が中心となり、手賀沼の水質を守る運動が巻き起こった。
また、柏駅東口開発事業に対しても激しい反対闘争が展開された。
人間は、自然環境と共存するのが余り上手くない動物なのかも知れない。
夜は、柏自主夜間中学で丁度手賀沼の対岸に当たる我孫子市荒木から通うスタッフと何人かの生徒さんで、手賀沼トーキングになった。
生の教材で学習ができる。
これが柏自主夜間中学の魅力なのかも知れない。

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